学生が入社前に感じる不安から効果的な内定者フォローを考える

内定者フォロー
昨今、就職率の改善もあり、1社あたりの学生のエントリー数も減ってきました。
また様々な求人媒体、イベントも乱立しているため、大手企業を除いては母集団形成に非常に苦戦を強いられています。
そのため、母集団増の施策と同じくらい内定者のフォローも採用担当者に求められています。
しかし、その内定者フォローもやり方を間違えては、返って学生の帰属意識を高められないだけでなく、逆に内定辞退にも繋がりかねません。

ここでは、学生から求められている内定者フォローを軸に、採用担当者が取るべき施策を考えてみます。

学生が入社前に抱える不安は大きく3つ

学生が入社前に抱える不安には大きく3つあると言われています。

社会人として企業で働くことになる不安

これまで彼らは学校というコミュニティの中でしか生活をしてきませんでした。
もちろんアルバイトといったかたちで企業に部分的に所属して労働もしますが、あくまで部分的です。
それに対して社会人になると1人の個人としての期待や責任感も求められます。
今までと違う環境のなかで、自分は1人のビジネスマンとして期待に沿うことができるのか、という不安を抱えています。

人間関係に対する不安

これまでの学生生活においては、年上・先輩はほとんどが3~4つ程目上の先輩だけでした。
さらに年上の先輩・上司、一周りも二周りも離れている方も多いです。
また、企業人として上下関係も重要になってくるため、これまでのようにいわば横一列の慣れ親しんだ人間関係とは大きく異なってきます。
そのため、企業における人間関係において自分はうまくやっていけるのか、という不安を抱えています。

社会人としての今後のキャリアに対する不安

近年、終身雇用という考えも少なくなり、1つの企業で定年まで働き続けるケースも少なくなりました。
また、年功序列よりも実力が求められるようになってきたため、社会人になってからのキャリア形成は個人の能力や努力に左右される傾向にあります。
そのため、これから自分が社会人になり、今内定をもらっている企業に入った後、自分のキャリアがどのようになるのか不安に感じている学生が非常に多いです。

内定者フォローの目的

内定者フォローの目的はどの採用担当に聞いても、「ミスマッチの軽減」「内定辞退の抑制」これら2つに集約されるでしょう。
ただ、もっと深く突き詰めると、その手法は下記の3つに大別されます。それぞれの手法で上述の学生の不安を解消することが大きな目的になります。

  • 企業理解を深めることにより、今後のキャリアや人間関係に対する不安を解消する
  • 内定者間の連帯感を高めることにより、人間関係に対する不安を解消する。
  • 業務理解を深めることにより、社会人生活に対する不安を解消する。

学生が評価する内定者フォロー

しかし冒頭でも記載したとおり、やり方を間違ってしまうと、せっかくの内定者フォローも逆効果になってしまいます。
そこで学生が求めている内定者フォローを整理してみます。

参照:株式会社ディスコ:調査データで見る「内定者フォロー」2017 より引用
このアンケートを見る限り、内定者と社内見学や懇親会が有効と取れます。
それ以外でも一定層には社員からの定期的な連絡が有効と見て取れます。

内定者フォロー施策まとめ

それでは、これまでの情報をもとに、内定者フォロー施策を大きく3つにまとめてポイントを見ていきたいと思います。

社内見学

入社前の業務に対する不安を払拭することに有効です。社員が同行を上で、職場を見学し、学生からの質問に対して社員が答えるのが一般的です。
コミュニケーションを取りながら職場をまわることができるので、実際の業務に対するイメージも持ちやすいです。

【ポイント】
事前に学生からアンケートをとるなどして、知りたい項目を把握しておくと良いでしょう。
また、見学先の部署の社員にも内容を共有しておくことにより、一層学生が意欲を高めやすいコンテンツを用意しておくことができます。
見学後、グループディスカッションなどをして、学生相互で業務に対する理解を深め合うのも良いでしょう。

社員との懇親会

定期的に懇親会を開くことにより、社員とのコミュニケーションをとることができ、人間関係の不安の払拭にも繋がります。
また、内定者同士の連帯感も醸成することができるため、内定辞退のリスクも低下します。

【ポイント】
できるだけ学生のテーブルに社員が混ざるように配席しましょう。社員もモチベーションに点火できるようなメンバーを揃え、できるだけ年が近い社員にしましょう。

身近な先輩と話すことによって、直近の自分の未来像がイメージしやすくなります。
グループワークなども企画しても良いです。

社員からの定期的な連絡

面接時に内定辞退のリスクがありそう、もしくは入社に不安を感じている学生に対しては、社員から個別に定期連絡をすると良いでしょう。
学生によっては個人的な連絡を好まない傾向があるので、これは面接時に見定める必要があります。
ただ、昨今は電話での連絡はあまり好まれず、就活時に使っていたメールも就活終了時には学生も見なくなりますので、
LINEなどで連絡を取れるようにしておくのが良いでしょう。

【ポイント】
毎週のように連絡するのは逆効果です。プライベートの時間に割って入ると逆に引いてしまうので、1~2ヶ月に1回程度に控えましょう。
また、それ以外でも全体発信のような社員紹介コンテンツなどで定期的にメッセージ配信するのも良いでしょう。

さいごに

いかがでしょうか。いくつか内定者フォローの施策をご紹介いたしましたが、重要なのは、「学生が何に不安を感じているのか」という根本的な課題を把握してフォローし続けることです。
不安ごとに施策をご紹介しましたので、是非改めて自社の内定者フォローを根本から見つめ直し、学生の不安解消につながっているか再検討いただくと良いかと思います。

また、MOCHICAでは内定者懇親会の日程調整をLINEを使って自動でできたり、LINEでの個別のフォローや情報発信ができます。
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