面接をLINEで完結させるメリット。機材の選び方、当日までの準備


就職情報会社「キャリタス」が実施した調査によると、21年卒の平均エントリー数は9.4社。
就活ルールの期限内に内定を得るべく、学生の多くは同時期に複数の選考を受けています。

その中で、自社を「入社先」と認識していただくために、企業側は情報を確実に届けつつ、就職活動にかかる学生の経済的負担・心理的な不安を取り除かなければなりません。
それゆえ、近年ではLINEやTwitter・Instagramなど学生の利用率が高いツールでの情報発信が一般化したほか、ZoomやChatWorkを用いた「WEB面接」も広がりつつあります。

WEB面接は、未だPC対応のみと思われます。
業務でPCを頻繁に使うため、そうしていると推察されますが、普段はLINEで連絡が届くにも関わらず、WEB面接のときだけ普段と別のツール(PC)に切り替えてしまうと学生は戸惑うものです。

また、連絡手段をLINEからメールに切り替えると、学生が重要な連絡事項を見逃す可能性も考えられます。
学生の心理的負担を減らすため、または企業が確実に情報を届けるため、WEB面接もLINE上で実施するのが良いでしょう。
本記事では「LINE面接を実施する際の準備・運用の注意点」を紹介します。

前日までの準備

WEB面接は、インターネット回線を使って実施するため、回線速度が特徴が印象を左右します。
たとえば、面接中、通信が乱れ学生の言動や話し声が見えなくなってしまっては、学生の業務適性を正当に評価できません。
対面形式の面接と同様の評価を行うためには、企業側が「学生にとって会話しやすい環境」を構築する必要があります。

1.機材の準備

通信は、社内で整備しているため速度の問題ないかと思われます。
採用担当者様に準備していただきたいのは「WEBカメラ」「マイク」「照明」の3点です。

(1)WEBカメラ

WEB面接は、対面形式の面接のように企業が場所を指定しないケースがほとんどです。
このため、企業側の通信速度に問題がなくとも、学生側の環境次第で映像が乱れてしまう可能性があります。
通信が多少乱れても滞りなく面接を進められるよう、画素数の高いカメラを使用すべきです。

具体的には、1080p(テレビと同等)以上の製品をおすすめします。
以下、MOCHICA運営部がWEB面談の際、使用しているカメラのリンクを貼っておきますので、参考にしてみてください。

(2)マイク

同様の理由でマイクも音質の良い製品の使用をおすすめします。
MOCHICA運営部も、さまざまなマイクを試しましたが、「スタンド型」よりも「ピンマイク」の方が、回線の影響を受けにくい印象です。
以下、MOCHICA運営部がWEB面談の際、使用しているマイクのリンクを貼っておきますので、参考にしてみてください。

(3)照明

天井に設置されている室内灯は、WEBカメラの位置から遠いため、肉眼ではちょうど良くても、モニター越しに確認すると暗く見えがちです。
室内灯とは別に、顔と上半身を照らす小型の照明があると、学生が面接担当者の表情を確認しやすくなります。
通信状況が悪くなっても「見えやすさ」を保てるよう、照明は白色と断熱を切り替えられる製品があると便利です。
以下、MOCHICA運営部がWEB面談の際、使用している照明のリンクを貼っておきますので、参考にしてみてください。

2.場所の選択、画角・音質の確認

学生に入社後の雰囲気を体感してもらうため、執務スペースでWEB面接を実施するケースが見受けられます。
WEB面接は、学生が会社(面接会場)に行かない分、カメラの映像とそこから聞こえる音声が、学生にとって”企業イメージの判断材料”になるのは言うまでもありません。

しかし、たとえ小さな声であってもそれが長時間続くと、学生は『自分は採用の見込みが薄いから、ここで面接されているのか…』と不安になってしまうものです。
面接の時点で、学生にそう思われてしまったら、たとえ内定を出しても快く承諾されないでしょう。

また、通信速度が落ちてしまったとき、周囲の話し声がノイズとなり、学生の発言を聞き逃してしまう可能性も否定できません。
そのような事態を避けるため、WEB面接は、部署内のミーティングスペースや会議室など、学生と採用担当者が1対1になれる場所で実施すべきです。
学生に疑念を抱かせないよう、通信速度と画角・音質を確認した上で、場所を決めてください。

3.選考案内の送信

案内は、「選考があります」でも問題ありませんが、普段からLINEで絵文字やスタンプを使ってコミュニケーションを取っているにも関わらず、選考の直前だけ書面と同じような文章が送られてきたら、学生は萎縮するでしょう。
面接当日、学生が話しやすい環境を作るため、LINEでは「案内」に加えて「不安の解消につながるような一文」があると効果的です。

【選考案内(例文)】

絵文字やスタンプの量、文体は学生が萎縮しないよう、普段と同じで構いません。
案内文を送るときLINEアカウントの運用担当者様にやっていただきたいのは、「面接官の名前を明かす」作業です。

対面形式の面接の際、事前に担当者名を開示するケースは少ないと思われます。
しかし、WEB面接は、採用担当者と学生が直接会わない分、対面形式の面接に比べ、合否判断に必要な情報を集めにくい手法です。
その中で、学生の業務適性を正確に見極めるには、できるだけ早く学生の緊張を緩める必要があります。
ゆえに、名前を明かす工程が不可欠です。

また、面接を控えた学生は、内定への意識が強いため、「評価基準」への関心が高いと推察されます。
ですが、企業側からすれば選考前に評価基準を明かすわけにはいきません。

そこで、例文では『弊社で「働きたい」と考えるようになったきっかけをぶつけてください』と展開。
間接的に志望動機の大切さを伝えています。
具体的に明言されていないとは言え、企業から届いたLINEに合格を得るためのヒントと思える情報があれば、学生は前向きに対策できるでしょう。

加えて、学生に「回線状況の良い場所で受けて欲しい」「機材を用意して欲しい」と、あらかじめ伝えておけば、当日スムーズな進行が見込めます。

(1)リッチメニューの項目

また、併せてお伝えしたいのがリッチメニュー活用方法です。
通常、リッチメニューには自社の概要や事業内容についてのリンクを貼るかと思われます。
しかし、面接を受ける学生の多くは、それらについておおむね調べているはずです。
このため、せっかくリンクを貼っても閲覧されない可能性があります。

上述のとおり、面接を控えた学生は、「評価基準」や「社員の人柄」に対する関心が高いと推察されます。
学生の心情を考えると、リッチメニューには概要よりも「面接関連の質問集」や「社員のインタビュー記事」のリンクが良いでしょう。

LINEの文章と同様に「不安の解消につながる情報」を盛り込むと、学生が面接に臨みやすくなります。
単に「企業が見せたい情報」を貼らないよう、注意してください。

4.面接担当者へ周知

学生の多くは、セミナーに参加し「選考で長話しは厳禁」「質問の重複は避けるべき」といったノウハウを聞いてから面接に臨んでいます。

確かに、入社後のビジネスシーンを想定すれば、簡潔に話せたほうが良いのは言うまでもありません。
ですが、WEB面接はインターネット回線の状況に左右されやすいため、万全を期しとても、音声や映像が乱れてしまう場合があります。

採用担当者にすれば、それらに乱れや不備を感じたら申し出て欲しいところですが、学生は上記のようなノウハウを数多く聞いているため、申し出をためらいがちです。
面接を始まる前に『回線が乱れて聞き苦しい場合、遠慮なく言って欲しい。それは合否には影響しない』との確約があれば、学生は安心して面接に臨めます。

上述の通り、学生の緊張度合いによって、面接で得られる情報量が変わります。
当日は、アカウントを面接担当者に委ねるかと思いますが、面接の冒頭で先述の声がけをするよう、事前に周知しておきましょう。

面接終了後

選考終了後は、なるべく早く学生にお礼を伝えるべきです。
もちろん選考終了後、採用担当者もお礼を伝えていると思われますが、学生は初対面の人と話し相当緊張していると考えられます。

このため、選考前(インターシップの頃)から面識のあるLINEの運用担当者からもひと声あった方が親切です。
お礼文の内容については、『【採用プロセス別】LINE例文。インターン募集、内定者フォローなど』にて紹介していますのでご一読ください。

まとめ

記事中にも書きましたが、WEB面接は、対面形式の面接に比べ、合否判断に必要な情報を集めにくい手法です。
その中で、学生の業務適性を正確に見極めるには、学生が話しやすい環境づくりが欠かせません。
だからこそ、事前に「面接官の名前を明かす」「面接担当者への周知を済ませておく」といった配慮が必要になります。

LINEアカウントの運用担当者は、学生にとって「企業内でもっとも話しやすい人」です。
面接に直接関わるケースは少ないと思われますが、学生のために出来ることは数多くあります。
単に機材を揃えるだけでなく、学生の不安を解消するつもりで面接の準備を進めてみてください。
機材、場所、面接担当者への周知…そういった配慮の積み重ねが、企業イメージの向上させ、内定承諾へとつながるでしょう。

MOCHICAでは、専任のスタッフが付き、アカウントの導入やメッセージの作成をサポートさせていただきます。
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