【採用プロセス別】LINE例文。インターン募集、内定者フォローなど

最終更新日 2022年11月17日


東京工科大学が実施した調査によると「LINE」の利用率が2年連続で99.5%を記録し、トップに。
2010年代前半まではプライベートでも、就職活動においても電話、またはメールでの連絡が一般的でしたが、スマートフォンの普及とともにLINEの利用者は大幅に増えました。

当初はプライベートの連絡手段として使われ始めたLINEでしたが、「学生の利用率が高いツールを使ったほうが、彼(彼女)からの返信が見込め、内定辞退を抑止できるのではないか、と考えられるようになり、2018年頃から企業様の多くがLINEをベースにした採用管理システムを使うようになります。

とは言え、人事担当者様が抱えている業務は「採用」だけではないでしょう。
人手不足などを背景に、採用や総務・庶務と言った複数の業務を兼任しているのが実情かと思われます。

そのため、LINEアカウントを開設したものの、文字通り手が足りず、発信するコンテンツが思い浮かばず、更新が止まってしまったりする企業様はゼロではありません。
本記事では、そのような企業様に対し「LINEで情報発信を行うときの例文」を採用活動のフェーズごとにご紹介します。

発信までの流れ

一時的、かつ一方的な情報発信のみでは、学生とのコミュニケーションは成立しません。
たとえば、ひとくちに「人材募集」と言っても、インターンシップの参加者を集めるのと、内定者向け研修会の参加者を集めるのでは、伝えるべき情報が異なります。
学生と良い関係を構築するには、第一に「発信の目的を明確にし、個々の状況に合った情報を提供」しなければなりません。

1.発信の目的を明確にする

LINEを運用する目的は、大きく「学生と近い距離感でコミュニケーションをとるため」かと思われます。
しかし、就職活動のスピードや志望度が1人ひとり異なるにもかかわらず、TwitterやInstagramのように、友だち(登録者)全員に一律でメッセージを送ってしまったら信頼関係の構築は期待できません。
まずは「どんな状況の学生に届けるか」を明確にしましょう。

そこでやっていただきたいのが「採用プロセスの細分化」です。
ひとくちに「採用活動」と言っても、それには大きく以下のようなプロセスがあります。

【採用活動のプロセス】
1.インターンシップの参加者募集
2.インターンシップ実施
3.説明会開催
4.選考
5.内々定通知

上述のとおり、インターンシップの参加者を集めるのと、内定者向け研修会の参加者を集めるのでは、伝えるべき情報が異なります。
採用活動のプロセスを細分化し、「どのフェーズの学生に届けるか」を明確にすると、コンテンツの方向性が決まります。

2.不安点を推察する

学生に無事に入社していただくためには、学生が感じる不安を解消する必要があります。
たとえば、インターンシップに参加する学生が感じる「不安」と、内定者がいだく「不安」は同じではありません。
学生個々の状況に合った情報を提供するためには「不安点の推察」が不可欠です。
先ほどのプロセスの場合、学生は以下のタイミングで不安を感じると推察されます(※学生の不安点を太字で示しています)。

【就活プロセスと学生感じる不安の内容】
1.インターンシップに応募
    ●緊張する、どんな雰囲気が気になる/選考に受からない
2.インターンシップ参加
    ●この企業で自分のやりたい仕事につけるか否か
3.インターンシップ終了直後~選考直前まで
    ●インターンシップ終了直後(この企業で自分のやりたい仕事につけるか否か)
    ●選考直前(受かるか否か不安)
    ●説明会直前(会の流れをイメージできない)
4.選考終了後
    ●結果が気になる
5.内々定通知後~入社まで
    ●どこに入社するのが、自分にとって正解なのか

ことばや文字で「不安」と示すのは簡単ですが、その原因は就職活動の状況によって異なるものです。
アプローチする学生を定め、「その学生はどのような不安を抱えているのか」を推察すると、LINEで発信すべき情報が明確になります。

3.「どんな人に届けるか」を明確にする

学生に自社について詳しく知ってもらうためにLINEを運用されるかと思われますが、ひとくちに「学生」と言っても、彼ら(彼女ら)は、1人ひとり求めている情報が異なります。
たとえば、総合職志望の学生に、エンジニア志望の学生が興味ありそうな情報を送るのは逆効果。

本来、情報収集をするだけならば、企業のTwitterやInstagramをフォローするだけで十分なはずです。
そんな中、LINEを登録している学生の志望度は高いと推察できます。
彼ら(彼女ら)は情報が届くことに、基本好意的です。しかしながら、関心のない情報(LINE)が何通も届けば志望度は下がりあっという間にブロックされてしまうでしょう。
運用を始める前に、不安点の推察と合わせ「何の職種を志望する学生に届けるか」を決めるとブロックされにくくなります。

採用プロセスごとの例文

以下、採用活動のプロセスごとにLINEの例文をまとめていきますので、アカウントを運用する際の参考にしてみてください。

1.インターンシップの参加者募集

就職活動が早期化している昨今、企業にとってインターンシップは学生との接触の場です。
採用担当者は「できるだけ多くの参加者を集めたい」と考えると思います。
だからといって、単に概要を送るのは避けるべきです。

学生の多くは、就職活動の開始と同時にTwitterやInstagramのアカウントを作成し、情報収集を開始。
興味があるならば、すでにそれらのアカウントをフォローし、インターンシップの概要を理解していると考えられます。
そんな学生にイベントの概要を送っても良い反応は見込めません。

就職活動を始めたばかりの学生は、ビジネスパーソンとのコミュニケーションに慣れておらず、緊張していると思われます。
このため、イベント概要を伝えるだけでなく、それを緩和するような文章があると親切です。

学生が緊張したままでは、良い関係の構築は見込めません。
そこで例文では「本当っっっに」「ざっくばらん」などの言い回しや絵文字を使用。
普段の会話に近い言い回しを取り入れると、学生は「想像と違う」と感じ、警戒心が薄れるでしょう。

また、インターンシップの解禁後、数ヶ月すると「選考に受からない…」と悩む学生が増えてきます。
そのような学生にアプローチする場合は『求める人物像などを説明会でお伝えします』と書き換えるのが有効です。

就職活動を進めているにも関わらず、結果が出ていない学生は焦りや不安を感じています。
そんな中、企業側から『求める人物像について明かす』とのメッセージがあれば、「選考突破のヒントになる情報があるかも」と考えるものです。
企業側からみれば、選考基準は明かせないと思いますが、「求める人物像」ならば、詳しく話せるはずです。

2.インターンシップ中

自ら望んで応募してきたとはいえ、ビジネス経験のない学生にとって、企業で働くのは緊張するものです。
もちろん、学生の配属先の社員もコミュニケーションを取るとは思いますが、メンターと距離が近くなるがゆえに、相談しにくいことができてしまう可能性もゼロではありません。
そのようなケースも考慮して、人事部からもコミュニケーションがあると良いでしょう。

学生の多くは職業選択の一環でインターンシップに応募しており、この時点で「自分にとっての適職」を明確にイメージできていない人が多いと考えられます。
そんな中「肌に合わない」と感じれば応募を見送ってしまうでしょう。
企業からすれば違和感を覚えた時点ですぐに相談してほしいところですが、学生の多くは「失礼があってはならない」と考えています。
それゆえ、どの程度相談して良いのか…と悩む学生は少なくありません。

そこで、人事がコミュニケーションを取り学生の心情を推察。もしも、学生から「▲▲に挑戦したい」「●●制度について伺いたい」などの申し出があれば、配属先と相談できます。
希望を叶えられるか否かは受け入れ時の状況によると思いますが、実現するために動いた事実は、学生にとって辞退を考える要因にはなりません。

3.インターンシップ終了~選考直前まで

現行の就活スケジュールでは、インターンシップ後企業から学生に連絡を取る必要はありません。
しかしながら、限られた期間内で学生の多くは志望企業を絞り込むため、複数のインターンシップに応募していると考えられます。
つまり、長期間コミュニケーションを取らずにいると、学生が他の企業に目移りし、志望度が下がってしまう可能性も否定できません。
無事に入社していただくために、インターンシップ終了も定期的に連絡を取りましょう。

(1)インターンシップ終了直後

その最初の分岐点となるのが、インターンシップ終了直後です。
インターンシップ終了後、時間が経ってから連絡を取ると学生がすでにインターンシップの内容を忘れているケースがあります。

連絡をとっても、学生が内容を忘れてしまっていたのでは、あいさつ程度のコミュニケーションしか期待できません。
学生がインターンシップを終えたら、できるだけ早急にLINEを送るべきです。
何を書いて良いか分からない場合は、インターンシップの感想を聞いてみてください。

学生から「可能ならば◯◯業務をもう少し体験したかった」など、具体的な感想が聞ければ、次回の参考にできます。
1対1のコミュニケーションが可能なLINEで定期的に近況を聞いたり、イベント情報を共有したりすれば、学生は「自分だけに情報を教えてくれた」と感じるものです。
まずは感想の聞き取りをきっかけに、少しずつ関係を構築していきましょう。

余談ですが、選考を控えた学生にとって企業とのコミュニケーションは、非常に気を使う行為の1つです。
フォローの初期段階で、『何時に返信していただいても構いません』と言及しておけば、コミュニケーションのハードルが下がり、学生からの返信が見込めます。

(2)説明会直前

インターンシップ直後に続き、フォローすべきなのが「説明会の直前」です。
学生に説明会の案内を送付するときには、郵便やメールを使うケースが多いかと思われます。
もちろん、郵便やメールも有効な手段ではありますが、学生は複数の選考を同時に受けるため、単に案内を送っても熟読されない可能性も否定できません。

学生にとって、LINEは日常のコミュニケーションツールです。
上述のとおり、情報収集が目的であればTwitterやInstagramで十分であるにも関わらず、LINEで友だち登録をしている学生の関心は相当高いと考えられます。
つまり、郵便やメールと併せてLINEを使った方が、案内を読まれやすくなります。
実際、MOCHICA運営部が導入企業様に対し、インタビューを実施したところ「説明会の参加率が9割程度になった」などの成果が聞かれました。

学生にメッセージを送る際、注意していただきたいのが冒頭も書いた「学生が求めている情報の違い」です。
学生に、より確実にLINEを読んでもらうため、説明会の案内文は募集する職種ごとに分けましょう。
(※本記事では、「総合職志望」と「エンジニア職志望」に送る例文をそれぞれ紹介し、作成のポイントを紹介します。

採用担当者からみれば、参加者を是が非でも確保したいところだと思います。
しかし、だからといって一方的に参加を呼びかけるだけの内容では、押し付けがましい印象になりがちです。
上述のとおり、LINEに登録している学生の志望度は高いと考えられます。
このため、呼びかけよりは内容を詳しく説明する方が親切です。

【総合職志望者に送る例文】

単に「説明会を開催します」では、学生は内容をイメージできません。
そこで、「総合職として入社した社員3名が登壇」と書き、入社後のキャリアについて話す、と言明。
LINEには、大まかでも構いませんので、学生の興味が高そうな情報を盛り込むと内容をイメージしやすくなり読了率やエントリー率が高くなる傾向にあります。

【エンジニア職志望者に送る例文】

こちらも要領は総合職向けと同じです。
「プロ」として働く以上、技術はとことん磨きたいもの。
エンジニア志望の学生は、入社後に携われるプロジェクトや業務を通じ身につくスキルへの関心が高いと推察されます。
このため、エンジニア志望の学生に送るLINEにはその旨を盛り込んでいます。

(3)選考直前

大学などは、学内の基準を満たした学生に「卒業資格」を付与。
しかし、就職先が決まるか否かは、卒業とは別の話です。具体的には、学生が未内定のまま卒業を迎えてしまうケースも想定されます。
だからこそ、「受からなかったらどうしよう…」と不安を感じる学生は少なくありません。
上述のとおり、学生がいだいた違和感は、選考辞退の要因となります。
それを防ぐために、選考直前にもメッセージを送ってみてください。

冒頭にも書きましたが、選考を控えた学生は「評価基準」への関心が高いと推察されます。
ですが、企業側からすれば選考前に評価基準を明かすわけにはいきません。

そこで、例文では『弊社で「働きたい」と考えるようになったきっかけをぶつけてください』と展開。
間接的に志望動機の大切さを伝えています。
具体的に明言されていないとは言え、企業から届いたLINEに合格を得るためのヒントと思える情報があれば、学生は前向きに対策できるでしょう。

4.選考終了後

選考終了後は、なるべく早く学生にお礼を伝えるべきです。
もちろん選考終了後、採用担当者もお礼を伝えていると思われますが、学生は初対面の人と話し相当緊張していると考えられます。
このため、選考前(インターンシップの頃)から面識のあるLINEの運用担当者からもひと声あった方が親切です。

選考を終えたばかりの学生は、内定への期待から「選考結果の通知時期」を気にかける傾向が見受けられます。
このため、お礼と合わせてその点にも言及すると、学生は安心できるでしょう。
早い段階で「知らない番号から連絡がいく」「期限を過ぎたら問い合わせて欲しい」と伝えておけば、コミュニケーションのミスが起こらなくなり、業務の負担を軽減できます。

5.内定承諾~入社直前まで

内定承諾~入社までおよそ6ヵ月。インターンシップ終了後のときと同様に、期間があくと、学生が他の企業に目移りし、内定辞退を検討する可能性が考えられます。
無事に入社していただくためには、承諾後のコミュニケーションも不可欠です。

内定を承諾したものの、それまで社内の雰囲気や社員の人柄が分からなければ不安をいだいてしまいます。
インターンシップの募集~選考直後までは告知や報告がメインでしたが、内定承諾後は、お昼休みや仕事中の様子など、社内の情報を共有するイメージでLINEを書いてみてください。

ただし、「内定承諾ありがとうございます」など、学生が入社する前提の文章を作るのは避けるべきです。
本来は承諾したならば入社すべきですが、学生が進路に迷っていた場合、それらの一文はプレッシャーになってしまいます。
学生が不安を打ち明けやすいよう、断定的な言い回しは避けましょう。
内定者フォローの施策については『企業の取り組み事例から考える「辞退」を防ぐために有効な施策とは』にて詳しく紹介していますのでご一読ください。

まとめ

LINEをベースにした採用管理システムが各社からローンチされた今、インターネットでその評判や運用方法を調べると「学生の心をつかむのが重要」といった情報が数多くでてきます。
たしかに、これはそのとおりです。彼(彼女)らの心を貴社へひきつけられれば、学生は迷いなく入社するでしょう。

しかし、売り手市場の今、それで入社するのは貴社に対して初めから関心の高い人だけです。
学生の多くは貴社から内々定を通知されても「自分は社会人としてやっていけるのか…」「この会社に入社するのが自分にとって本当に”正解”なのか」と迷います。

そんな学生の志望度は劇的にはあがりません。彼(彼女)らの志望度は人事担当者様や各部署の責任者様とのコミュニケーションの積み重ねによって少しずつ上っていきます。
もっと踏み込んで言えば、コミュニケーションの積み重ねにより「この人がいるなら安心できる」と感じたとき彼(彼女)らの気持ちは「入社」へと動くのです。

そのコミュニケーションの第一歩として「学生の不安を推察する」。
その上で、1人ひとりの疑問や懸念点を解消するようなメッセージを送る、といった施策が有効になります。

とは言え、記事の冒頭にも書きましたが、日常の業務で手がふさがり「学生とのコミュニケーションに割ける時間がない…」と頭を悩ませる人事担当者様や各部署の責任者様は少なくないでしょう。

弊社で提供しております採用管理システム「MOCHICA」は、そんな悩みを抱えた企業様の助けになりたいと考え、契約後1社ごとに専任のスタッフが付き、貴社で求める人物像と中長期でのビジョンを伺ったうえで、メッセージの作成など運用の一切をサポートいたします。

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企業への連絡の際、「失礼があったら評価に影響する」と考え、電話やメールの言い回しに悩む学生は少なくありません。
採用担当者とのコミュニケーションは、学生にとって非常に気を使う行為の1つです。

採用担当者様の多くは入社後を見据え「ビジネスマナーの有無」を重視されるかと思います。
もちろん、「挨拶をする」「TPOに応じたことばを使う」といったマナーは必須ですが、そこにこだわり過ぎると、学生が萎縮してコミュニケーションが滞りがちです。

そのまま面接に臨んでも、学生からは形式的な答えしか返ってこないでしょう。
学生の本音を聞くためには、「採用担当者との、コミュニケーションのハードルを下げる」作業が不可欠です。
若い世代の利用率が高いLINEを連絡手段として活用するほか、選考にも取り入れた方が、学生と関係を構築しやすくなります。

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