【事例#14】組織としてのSNS運用!LINE_VOOMを活用した採用マーケティング


※写真は提供いただいたものです

貴社を「魅力的な会社」と思わなければ、学生は貴社を就職先に選びません。
新卒での就職にせよ、転職にせよ、魅力は仕事内容だったり、会社の雰囲気だったりします。
何に魅力を感じるかは人によってさまざまです。
言い換えれば、人事担当者様が自社の魅力を伝えらればければ、採用成功は見込めません。

そこで重要となるのが学生とのコミュニケーションです。
自社の魅力を伝えるためには選考の日程調整などのいわゆる「業務的な連絡」と「採用広報」の両立が重要になります。

本記事では、採用業務の工数に課題を感じていた…という石川サンケン株式会社の野村様に「MOCHICA導入によって採用活動に生じた変化」伺いました。

エリア:石川県
企業名:石川サンケン株式会社
業種:半導体・電子・電気機器
ご担当者様名:野村 裕樹様

---MOCHICAをご導入いただいた頃の課題感、背景を教えてください。
当時感じていたことは「業務効率化」です。
当社は全社的に業務の生産性向上を目的として、半期ごとに業務工数見直しを目標指標として置いています。

採用業務では学生へのメール配信で業務改善の余地がありました。当社はナビ系サイトを3つ使っていますが、毎日1日2回、それぞれのサイトに入って学生からのメッセージを確認して返信する作業を繰り返していました。
行っている作業は同じなのですが、それらを3サイト分も行うと1日当たり1時間は必ず業務時間を割くことになります。1か月だと20時間になりますね。

また、学生にメールを送っても、その内容を学生が読んだか分からないため、重要な内容に関しては、確認の追いかけもする必要があります。
しかし、どうしてもメールだと見落としが発生し、確認いただいていても返信が頂きづらいため、電話での追いかけも必要です。結果的に業務工数がひっ迫していました。
そんな中、MOCHICAを知り、LINEと連携したATS(採用管理システム)であれば、一元管理ができ、業務もスマート化できると感じ、導入いたしました。

---ありがとうございます。実際に導入してみていかがでしたか?
大きく業務工数の改善ができました。これまでナビサイトのメッセージ配信にかけていた時間を削減できましたね。
これまで3つのサイトを横断して操作していたのが、MOCHICAだけで完結するようになったので、非常にスマートになりました。
学生側としても、普段使わないメールより、日常に浸透しているLINEのほうがメッセージに気付きやすいため、使いやすいです。
企業・学生双方にとってフレンドリーなのがLINEでありMOCHICAだと思います。

---実際にMOCHICAをご導入いただいた結果、どのような変化がありましたか?
採用チームにおける全社への関心度が高まりました。
私たちは、LINEVOOMを活用して月に2回、情報発信を行っていますが、その中でも特に内定者のつなぎ止めに力を入れています。

また、夏のインターンシップの学生に対しても情報発信を行っており、投稿する内容は社内で明確に定義しており、学生にとって役に立つ情報を中心に発信しています。
この投稿作業をメンバーに任せるようになってから、メンバーたちは自社の情報を積極的に集めるようになりました。その結果、自社を見る角度が変わり、学生に対してもより魅力的に伝えることができるようになりました。

---確かに、こういったコンテンツ作成によって、改めて自社への理解を深める必要があるので、新たな気付きがありますよね。それでは実際にLINEを社内で運用する際に注意しているポイントや心掛けはありますか?
送るメッセージに関しては2点ポイントがあります。まずは、「相手からのメッセージで終わらないようにする」ことを心掛けています。
どんな内容であっても、必ずこちらからのメッセージなどのリアクションで終わらせるようにしています。
それによって、相手に安心感を与えるようにしています。

もう一つは「絵文字を使うこと」です。
やはり少しでも学生から親しみをもって頂きたいと考えておりますので、できるだけ絵文字を使ってメッセージを送るようにしています。
ただ、私の絵文字の使い方が古いのか、メンバーからは使い方に注意されることもあります。笑

また、LINE VOOMに投稿する際は、配信コンテンツの選定において、以下の3点に該当するコンテンツであることを基準にしています。

1) 有益な情報であること。例えば、石川サンケンにある福利厚生や制度など、企業説明会などであまり発信していないが、学生にとって魅力的な情報であるか。
2) 有意義な情報であること。各部署の先輩社員のインタビューや、出世している社員のキャリアアップ論など、読むことで「なるほど」と思ってもらえる情報であるか。
3) 写真映えするコンテンツであること。視覚的に当社の雰囲気を伝えるために写真や映像になっているか。

当社のコンテンツは上記3つに当てはまるものをメインに投稿をしています。

---投稿コンテンツに一定の基準を設けるのは非常に重要ですね。特に複数名で運用する際は、ライティングする人によってコンテンツのクオリティに差が出ないようにすることが重要です。実際にLINEを使ってみて、コミュニケーションにおいて印象的だったエピソードはありますか?

メールと比べて、学生からの連絡頻度が明らかに増えましたね。
仕事に関する連絡だけでなく、何気ないメッセージも届くようになりました。ある時、学生から内定式の後の集合写真がLINEで送られてきました。これは採用担当としては非常に嬉しかったですね。
会社と学生との距離が近くなったことを実感した瞬間でした。

---最後に、今後MOCHICA(LINE)でどのようなことに取り組んでいきたいと考えていますか?
現在、LINE VOOMの定期投稿を継続して行っていますが、さらにここを強化していきたいです。
これまでSNSの活用はB2Cのようなビジネスモデルにおいて有効な手段だと考えていたため、我々のようなB2Bのビジネスにおいては、あまり検討していませんでした。

しかし、LINEにおいては、我々に興味がある学生がメインで登録をしていただけるので、惹きつけ手段としては非常に効果的だと考えています。
今後もよりコンテンツの量と質を担保して、学生にとって、より当社への理解を深めていけるようなコンテンツを発信していきたいです。

---本日は誠にありがとうございました。