【会社説明会】参加率を高める開催方法と選考までの繋ぎ止め施策

最終更新日 2023年1月12日


学生は、就活ルールの範囲内で自分の就職先を決めるべく、動いています。
現行の就活ルールは、「3月説明会解禁/6月選考解禁/10月内定式」となっていますが、人手不足で売り手市場の今、上述の日程より、早く動いている学生と企業様は少なくありません。

それゆえ、就職活動を始めると、同時期に複数の説明会に参加、選考を受けるのがスタンダードになっています。

となると、複数企業から内々定を得る学生も出てくるわけですが、優秀な学生を採用したい人事担当者様に求められるのが、まず「説明会予約〜当日までの繋ぎ止め」です。

自社を就職先として選んでもらうには、まず説明会に来ていただく必要があります。
「繋ぎ止め」と文章で書くのは簡単ですが、その実情は難しいもの。
なぜなら、「説明会、絶対に来てくださいね!」と熱意を伝えても、貴社を第2志望以下に考えている学生にとっては、その熱烈なラブコールがプレッシャーになってしまい、彼(彼女)らが、来ないケースがあるからです。

予約をいただいても、説明会に来ない時点で、学生の頭の中から貴社は、「就職先の候補」から消されています。
そこで本記事では、具体的な手順を交えて「会社説明会の参加率を高める方法」について、まとめていきます。

学生が説明会に求めているモノはなにか

今は、TwitterやInstagram、TikTok、貴社のホームページで事業概要など文字情報は簡単にアクセスできるので「説明会」ですが、説明部分が長くなってしまうとこの時点で学生に飽きられてしまいます。

学生は貴社への入社を見据え説明会に来ているのでもっとも関心があるのは「自分が入社後に具体的に何の仕事をするか」です。
とは言え、説明会の段階で新入社員の配属先を決めている企業様は、ほとんどないでしょう。
こうした中で、学生の鬼門を解決するのに有効なのが「入社3〜4年目の社員による座談会」です。

入社3年目〜4年目の社員様ならば、各部署の役割、人事異動の流れをおおむね把握しているでしょう。正直なところ人事担当者が時間をかけて資料を作っても「専門用語が多くてピンとこなかった…」と話す学生は少なくありません。

正社員という責任のあるポジションで働いた経験のない学生にとって専門用語は、異国の地でアラビア語を聞かされているのと同じ感覚です。
そんな状況、私たち、ビジネスパーソンでも戸惑ってしまいますよね…。

学生はたとえ貴社が第一志望であっても「根本的に意味がわからない…」「これは質問して良いのか…?」と迷ったら、ほとんどの人が質問をしません。
なぜなら、質問した結果、人事担当者に「この人は分かってない…」とマイナスな印象を残したくないからです。

それゆえ「入社3〜4年目の社員様に協力してもらう」との方法が、分りやすく、有効と言えます。

説明会と座談会の開催方法

開催にあたり、座談会に入る社員様に気をつけていただきたいことが1つだけあります。
それは「敬語を使いすぎないこと」。 普段、仕事をしていると無意識に敬語になってしまう人もいらっしゃると思いますので、何気にこれがイチバンの難題かもしれません。

が、説明会の主催者である人事担当者様がずーっと敬語でいると、学生も「敬語を使い続けなければいけない」と無意識にチカラが入ってしまいがちです。

これでは、社員様にそのつもりがなくても、学生は消化不良に終わってしまいます。
社員様と学生は友だちではないので、最初からタメ口を使う必要はありませんが、学生の様子をみながら「彼(彼女)らが慣れてきたな」と感じたら、それまで「そうですね」と答えていたところを「そうだね」に変えてみるなど、少しずつ敬語から離れていきましょう。

説明会・座談会の進め方については以下の記事に詳しく書いていますのでご一読ください。

採用管理システム導入は「繋ぎ止め」に影響するのか

人事担当者様がもっとも気になるのは「採用管理システムを導入したら、繋ぎ止めできるか」でしょう。

正直、「繋ぎ止め」だけを考えれば、電話・メールでもできますので、導入の必要はありません。
採用管理システムの導入前後でイチバン変わるのは「情報管理ミスの消失」と「採用に係る業務工数の削減」です。

MOCHICAは導入企業様にお話しを伺うと、「応募者情報を1件ずつExcelに手作業で入力していたから無限に時間がかかっていた」「経営陣がExcelの様式を変えてしまったため、情報管理に工数がかかっていた」といった苦労話を耳にします。

MOCHICAを含め、採用管理システムの多くは、人事部長ら採用業務を主導する人しか様式変更できないようになっています。
無断で様式変更されるという問題はなくなり、事務作業に費やす時間を削減できるのです。

つまり、採用管理システムを導入すると事務作業のミスがなくなり、人事担当者様は「学生とのコミュニケーション」に集中できるのです。
それにより、学生の繋ぎ止めに時間を割けるなります

導入前後の違いについては、MOCHICA運営部が企業様に対して行ったインタビュー記事がありますので、以下を参考にしてみてください。

MOCHICAと他社の採用管理システムの違い

最後に、弊社で提供しておりますMOCHICAの特徴と運用体制について紹介させてください。

1.学生の希望も考えたシステム

業務効率だけを考えれば、応募者全員に同じメッセージを送るのがもっとも効率的です。
ですが、裏を返せば1人ひとりの状況に応じた発信ができないため、貴社を第2志望以下に入れている学生は「全員に同じメッセージを送っている」と感じとるものです。

インターンシップや会社説明会では「いっしょに働たい意思」を示しておきながら、内々定通知後に、そんなメッセージを送ってしまっては学生は「事務的にやっているだけ」と感じ、彼(彼女)らの志望度はあっという間にさがってしまいます。

これでは、信用を失うのは目にみえています。

貴社を「就職先」に選んでいただくには、上述のとおり、”学生1人ひとりの就活状況に応じたフォロー”が欠かせません。
そこで、MOCHICAはそういった情報発信ができるよう設計。
MOCHICAの管理画面から、学生の選考状況をみた上で個別に情報発信していただけます。

このほか、採用管理システムといえばLINEをベースにしたものがほとんどですが、私たち運営部は「就職活動にLINEを使いたくない学生もいるだろう」と考えました。
そこで、MOCHICAでは学生1人ひとりの希望に応じて「メール」か「LINE」かを選べるようにしました。
これにより、いま学生とメールで連絡を取っている人事担当者様は違和感なく移行していただけると思います。

2.リッチメッセージの効果が分かる設計

くわえて、MOCHICAは「リッチメッセージの未読・既読」が管理画面で分かるようになっています。
たとえば、会社説明会の日程登録をリッチメッセージで送ったとき、その既読率が高ければ、「学生の関心が高い」と評価できます。
ここで、リッチメッセージの効果を検証するときに必ずやっていただきたいのが、「なぜそうなっているか」の分析です。

具体的に言えば、学生の中には貴社と他企業の日程が重なって、どっちを優先しようか…と迷っている人がいないとも限りません。

あらゆる可能性を考えた上で、上記の場合は、人事担当者様から「日程変更、もしくは説明化について質問や不安点がある場合、いつでも連絡してくださいね!」と一報を入れてあげると親切です。
大学で「第一印象が合否を左右する」と口酸っぱく言われている学生は、『粗相があったら落とされる』と考え、彼(彼女)らの多くは質問しません。

リッチメッセージの効果可視化と分析により、先回りしたフォローが可能です
企業様側が先にアプローチすると、学生は返答しやすくなり、より活発なコミュニケーションが見込めます。

3.「成果が出ない」を無くす運営体制

多くの人事担当者様も、プライベートでLINEを使ってらっしゃるでしょう。
しかしながら、パートナーや息子さん、娘さんと話すのとは勝手が違います。
なぜなら、学生は自分の家族ではないからです。

それゆえ「学生と距離感を縮めたいけど、どんな文章を送るのが最適か…」「絵文字は何個くらい使うべきか…」と悩むケースもあるかと思われます。

学生の志望度がもっとも下がるのは、企業からの連絡が途絶えたときです。

MOCHICAでは契約成立時から、専任のスタッフが並走。貴社の採用課題や目標をお聞きした上で、学生1人ひとりの就活ペースに応じたメッセージの作成をサポートさせていただきます。
このため、人事担当者様がリソースを割けない場合でも、安定した運用が可能です。
※上述の分析作業なども、専任スタッフがサポートいたしますので、ご安心ください

説明会後も「学生との接点」を継続するために

記事の序盤にも書きましたが、学生は同時期に複数の説明会に参加、選考を受けるのがスタンダードになっています。
人事担当者様からすれば、学生から積極的にアクションを起こして欲しいところですが、彼(彼女)らの多くは、選考を見据え「わるい印象を残したくない」と考えているため、学生からのアクションはないと思っていただいて構いません。

それゆえ、説明会終了後にメールでもLINEでも良いので連絡先を交換し、人事担当者様側からアクションを起こせるかが、繋ぎ止めのカギになります
連絡先を交換したあとに送るメッセージや、そのタイミングについては、以下の記事にて紹介していますのでご一読ください。

まとめ

学生は限られた期間の中で「自分がやりたい仕事」「自分ができる仕事」をそれぞれ考え、就職先を決めます。
彼(彼女)には、中途採用者のように社内の責任あるポジションで働いた経験がありません。
それゆえ、「自分にとって“適職”とは何か」「今の自分に何ができるのか」を悩むのです。
その第一関門が、説明会予約から参加までのあいだになります。

正直なところ、自分に何ができるか分からないからこそ、軸を決めないまま、とりあえず説明会に申し込んでいる学生も見受けられます。
本来なら、就職活動において軸作りは「学生の仕事」ではありますが、売り手市場であるがゆえに、軸を絞りきれない人も少なくないのが実情です。

こうした実情を踏まえると、人事担当者様におかれましては、単なる「説明」ではないですが説明会。つまり、学生と貴社の社員様がしっかりコミニュケーションを取れる機会が求められるようになっていると言って良いでしょう。

その施策の1つとして説明会と座談会の同時開催が参加率アップには不可欠です。
かつ、「終わったら選考まで放置」ではなく、連絡先を交換したあとのやりとりが繋ぎ止めに必要となります。

だからこそ私たち運営部は、事務作業に係る工数を減らし、人事担当者様が学生1人ひとりとのコミュニケーションに時間を割けるよう、MOCHICAを開発しました。
ひとくちに「就活生」と言っても貴社への志望度や、貴社を応募した経緯は人によりさまざまです。

繋ぎ止めを目的にメッセージを書いても、「本当にこれで効果が出るのか…」と迷うケースもあるかと思われます。
記事中において触れましたが、MOCHICAではご契約後、商社や大手メーカーで人事業務をになった社員が、「専任スタッフ」として貴社の採用成功まで並走いたします。

MOCHICAの費用や具体的なサポート体制については、以下をご覧ください。

「MOCHICA」に関する資料を無料配布中

学生に入社していただくために、採用担当者は学生にとって、不安を打ち明けやすい人になる必要があります。
企業への連絡の際、「粗相があったら、印象を損ねてしまう」と考える学生は少なくありません。
学生と良い関係を築くには、第一に「コミュニケーションのハードルを下げる」必要があります。

採用活動はメールや電話のみでも展開できますが、学生の利用率が高いLINEで日頃からコミュニケーションを取った方が、学生1人ひとりと良い関係を構築しやすくなります。
MOCHICAは、「企業様と学生を”も”っと、”ちか”くに」をコンセプト展開する採用管理システムです。
下記フォームから、「MOCHICAのサービス内容」や「サポート体制」をまとめた資料を、無料でダウンロードいただけます。
LINEの導入を検討されている企業様や、学生とのコミュニケーションに課題を感じている企業様は是非お申し込みください。

以下の資料をご覧いただけます

資料ダウンロードフォーム