新SNS「Threads(スレッズ)」今後の展望と採用活動で有効な活用法

最終更新日 2023年7月7日


2023年7月6日。Instagram・Facebookを運営するMeta社(米国)が新サービス「Threads(スレッズ)」をローンチ。短文投稿サービスTwitterに置き換わるのではないか、とテレビ、インターネット、新聞…さまざまなメディアで話題になっています。
本記事では、Instagram・Twitterとの違いをまとめ「採用活動における活用シーンとThreadsの伸びしろ」について考察します。

Instagram・Twitter・Threadsの特徴と違い

本記事執筆(2023年7月7日)時点で判明している各サービスの違いは以下のとおりです。

1.Instagram

●1投稿あたりに入力できる文字数は最大2,200字。
●投稿内に他ページへのURL(外部リンク)は貼れない。
●外部リンクを貼れるのは、自アカウントのプロフィールページのみ。
●ハッシュタグ(# )によるInstagram内での検索は可。
●1投稿あたりで公開できる写真(動画)の枚数は10枚。

2.Twitter

●1投稿あたりに入力できる文字数は全角140字。Twitter Blue(有料)に登録すれば4,000字まで入力できる。
●投稿内にURL(外部リンク)を貼れる。
●ハッシュタグ(# )によるTwitter内での検索も可。
●1投稿あたりで公開できる写真(動画)の枚数は4枚。

3.Threads

●Instagramのアカウントでログインできる(Instagramのアカウントがないと利用できない)。
●1投稿あたりに入力できる文字数は最大500字。
●投稿できる画像は最大10枚。タイムライン上でもそのまま表示される。
●プロフィールに外部リンク(URL)を1つだけ貼れる。
●投稿の中にもURL投稿ができる️。
●検索で探せるのはアカウントのみ。投稿は探せない。
●タイムラインにはオススメのみ。自分のフォロワーのみの表示はできない。
●ハッシュタグは利用不可、メンションは可能。
●アカウントの切り替えができないので、ログアウトする必要あり。
●現時点では、パソコンからは開けない。
●iOS・Android双方で利用可。
●リツイートではなく「再投稿」。「引用」で引用リツイートのように使える。【Threadsで投稿を引用した場合】

Threadsが伸びると言われている理由

イーロン・マスク氏が2022年の10月にTwitterを買収。これ以後、同氏はTwitterの再建のため、運用体制を変更。2023年7月には無料ユーザーに対して、ツイートの閲覧に上限を設け、一時「#Twitter規制」や「#Twitter不具合」がトレンド入りし、日本中で騒ぎとなりました。
これによりユーザーの多くが「無料で見れないのならTwitterやめようか…」とつぶやきます。同氏は「閲覧制限は一時的なもの」と説明しましたが、ユーザーにとっては不信感をいだくきっかけとなってしまいました。

そんな折、Meta社がTwitterと同じテキストベースのSNS「Threads」がローンチ。
Twitterと比較し、現時点で機能面でそれほど大きな差はないため、『Threadsでいいんじゃないか』との声が挙がります。
こうした背景があり、ローンチから1日足らずで「ThreadsがTwitterの代わりになる」と言われ、これからの伸びが期待されるサービスに名乗りをあげました。

採用活動における活用法

Instagramは投稿内に外部リンク(URL)を貼れませんでしたが、Threadsでは貼れます。
この点を考慮すると、母集団形成・企業PRにおいてはInstagramよりThreadsに分があると言って良いでしょう。

利用にはInstagramのアカウントが必須であり、Threadsにサインインすると始めに「Instagramのユーザーをフォローしますか?」とポップアップが表示されます。
自分がThreadsを始めると、「〇〇さんがThreadsを始めました」といったアナウンスが届くので、フォロワーの獲得も難しくありません。
これがInstagram・Twitterとの大きな違いと言えます。

そんなThreadsの難点は、フォロワーの動向を確認できないこと。
自アカウントのタイムラインに表示されるのは、運営がランダムに選んだ「おすすめアカウント」のみです。
とは言え、これは今まで接点がなかったユーザーとつながるチャンスでもあります。
そうした利点を踏まえると以下のように使い分けるのが良いでしょう。

【使い分けの例】
●当面はTwitterを併用する。
●Threads用にコンテンツを考えるのは大変かと思われますので、Twitter同じ内容を投稿し、Threads内で自社の認知度を高める。
●Twitterのユーザー数、サービス内容に大きな変化があった場合は、Threadsへの移行を検討する。

まとめ

Instagramは写真と動画に軸を置いたサービスであるため、投稿内に外部リンク(URL)は貼れませんでした。
Threadsは、そんなInstagramの特徴を残しつつ、テキストベースに軸を置いたサービスです。ゆえに、外部リンク(URL)を貼れます。

Instagramにないものを備えていますので、集客面においては”かゆいところに手が届くサービス”と言えるでしょう。
率直に言って、SNSを使った集客・ブランディングはスピードがものを言います。
ことばを選ばずに言えば早いもの勝ちです。
採用成功には、まず学生に貴社の存在を知っていただかなければなりません。
その一環としてThreadsを運用してみてください。