【受賞者インタビュー】MOCHICAグランプリ2023:株式会社Skyfall様


2023年5月10日にMOCHICA5周年を記念して「新卒採用みらい会議」が開催され、その中でMOCHICAグランプリ2023が催されました。
事前にユーザー様から募集した活用事例をもとに、運営事務局側で厳正な審査を行い、「効果的、かつ再現性が高い」3社様に絞らせていただき、イベント当日ご登壇いただきました。

さらに当日はカンファレンスの参加者様からの投票のもと、最優秀賞を決定。
今回は、栄えある最優秀賞に選ばれた株式会社Skyfallの池田様に、グランプリの振り返りと、採用にかける想いを語っていただきました。

株式会社Skyfall(東京都、広告事業/メディア事業/ゲーム事業)
執行役員 池田貴郎様
<プロフィール>
2018年4月にインターネット広告会社に入社し、広告企画提案業務に従事。全社新人賞を受賞し、その後管理職に昇格。2020年5月に株式会社Skyfallに入社し、広告主営業部署を立ち上げ、海外広告主を中心に多くの取引先を開拓。2022年6月に人事戦略室を立ち上げ、人事制度の新規導入や改良並びに採用体制の見直しと強化を実施。

今回、このグランプリのお話をいただいた際の意気込みとしては、「我々の採用力の力試しをしたい」という気持ちでした。
実は弊社も新卒採用を始めて、まだ24年卒で3シーズン目になるので、まだまだ駆け出しの採用チームです。

新卒採用を始めたのが21年卒で、その当時は、まだ総務などバックオフィス系の業務との兼務だったため、専任担当もいませんでした。
しかし21年卒から少しずつ新卒が入社してくる度に、企業としての新卒採用の重要さや意義を認識し、今となっては人事戦略室として専任組織を立ち上げるに至りました。
そんな中、グランプリのお話をいただき、「我々の採用手法がどれくらいの評価を得られるか試してみたい」というチャレンジ精神からエントリーいたしました。

---トップセールスとして歩んでこられた池田様ならではのチャレンジ精神が表れていますね!企業としての新卒採用の重要さや意義を認識とのことでしたが、新卒採用をされたことによる社内の変化や全社からの期待値はどのように変化しましたか?
やはり新卒を受け入れることによって、会社全体にパワーがみなぎりますね!もちろん即戦力の中途採用も非常に大切なのですが、新卒はそれとまた違った風を会社に吹き込んでくれます。

既成概念が無いフレッシュなメンバーが加わってくれるので、たとえ数人であったとしても、既存メンバーに新しい気付きを与えられますし、会社全体として新卒を育てていこう!という意識のもと団結力が生まれます。
また、既存メンバーから教育やアウトプットしていくので、彼らにとっても非常に良いスキルアップにもなります。
経営層から見ても、今や新卒採用にかける期待値は非常に高いものがあります。

---今回MOCHICA(LINE)を活用した事例のプレゼンテーションでしたが、もともとLINEを導入された理由や、導入当時における課題がありましたら、教えてください。
当時MOCHICA導入した理由としては採用における業務工数を削減したいという点にありました。
当時から様々な媒体やチャネルを使っていましたが、コミュニケーションを取るにも複数のチャネルを使い分けなければならなかったため、業務が煩雑化していました。これらをスマートにしたいと思っていたところ、MOCHICAを知り、導入を決めました。

---実際に導入してみていかがでしたか?
我々が思う以上に学生がLINEでのコミュニケーションに前向きだったことが印象的でした。
導入する際に、LINEで学生に連絡することに対して、懸念を感じていましたが、実際に学生にヒアリングをしたところ、彼らも前向きでした。
やはり日常生活に根付いている連絡手段であるため、見落としもなくなりますし、普段見ないメールボックスを意識してチェックしにいく必要もなくなります。

【池田様プレゼン資料抜粋】

---今回貴社がプレゼンされた内容におきまして、エントリーシートの提出率や内定承諾率改善のテクニックをご紹介いただきました。今までの採用手法から大きく変革をされたかと思いますが、オペレーションを変える上で、何か苦労されたことはありますか?
特にオペレーションを変えることにおいて、大変だったことはなかったですね。
MOCHICAに関しては、どのような人でも操作しやすいような管理画面にしていただいているので、現在当社では面接官や採用を手伝ってくれているアルバイトのメンバーまで幅広く浸透しています。

エントリーシートのLINE提出に関しても元々他ツールで受領していたものをLINE提出に切り替えただけなので、特段移行工数はなかったですね。
それよりも学生ファーストで考えたときに、学生への負担軽減が非常に大きかったのではないかと思っています。

【池田様プレゼン資料抜粋】

---プレゼンの中でも「学生ファースト」というワードが出てきましたが、学生側の意向をキャッチするために心がけていることはありますか?
私たちは説明会後のアンケートや座談会などでの接点に非常に重きを置いています。
やはり学生ファーストになるためには、学生から直接ヒアリングするのが一番ですからね。昨今オフラインでの接点が希薄になりがちなので、我々は、こういった学生との接点一つ一つを非常に大切にしています。

---なるほど。何か「学生ファースト」という観点で取り組んでいることはありますか?
一つはオンライン社内ツアーです。
オンラインの説明会などの後に社内を見せるために、PCにカメラを接続して社内を見せつつ、実際に社員にインタビューしたりしています。昨今は会社説明会もオフライン開催のほうが多いですが、その後に必ずオンライン社内ツアーをして社内の雰囲気を伝えるようにしています。

いくら説明会で自社の良いことを話しても、実際に見てみないと信憑性が沸かないです。
ただ、オンラインであったとしても実際にカメラ越しに見せて、先輩社員からのメッセージをリアルタイムで伝えるだけで大きな安心感を与えることができます。これは結構好評ですね!

もう一つは自社の説明だけでなく、業界全体の情報をインプットしてあげることを意識しています。
会社説明会やインターンシップの際に、自社の情報だけでなく、業界の構造やトレンドなども伝えるように心がけています。

学生はSkyfallという会社だけでなく、業界全体の知見を深めて自身の就職活動に活かしていきたいと思っています。ですので、我々もできるだけ学生のためになる情報を持ち帰って頂こうと思い、できるだけマクロな観点で情報をインプットしてあげるようにしています。
結果業界全体を正しく理解していただいた上で、当社をお選びいただければ幸いです。

---ありがとうございます。最後に、この記事を読んでいる方に向けてメッセージをお願いします。
これまで「学生ファースト」という言葉を使ってきましたが、採用もビジネスにおいても、いかに他者に選んでいただけるかということが重要です。
そのためには、彼ら(彼女ら)が何に課題を感じていて、何を求めているのかという内面に徹底的に寄り添っていくことが重要です。
私たちも、まだ駆け出しですが、是非今の採用活動が「学生ファースト」になっているのかを振り返っていただきながら、採用活動に勤しんでいただければ幸いです。

---本日は誠にありがとうございました。