【2019年春】LINE@→LINE公式アカウントへ/料金改定から見る新卒採用への影響

最終更新日 2018年12月25日


2019年春にLINE@のプランが大きく変わることが正式に発表されました。
時期に関しては「春」とだけ公表されており、具体的な日付までは出ていないものの、おそらく3月~4月にかけて変更されるものと見られます。
そこで今回は、既にLINE@を使っている方も、これから使うという方も気になっていらっしゃるかと思いますので、本記事にて独自でまとめてみました。

今までどうだったの?何がどうなるの?

これまでLINEの法人向けアカウントは「公式アカウント」といわれる最低でも250万円からご利用いただける大手企業向けのサービスと、ビジネスコネクト、カスタマーコネクト、LINE@(フリー、ベーシック、プロ)LINE@APIに細分化されていました。
今後はこれらのアカウント機能が一つのLINE公式アカウントに統合され、すべての機能をご利用いただけるようになります。
また、基本利用料も下がり、メッセージ配信が従量課金となるため、配信数が少ない企業においては、圧倒的に使いやすくなります。

これまで

公式アカウント:マス広告のように多くのユーザーにアプローチできるアカウント。平均友達数は640万人。また、スポンサードスタンプと連動も可能なことも大きな特徴。ただし、最低料金が250万円~なので、大手企業向き。

ビジネスコネクト:利用企業のシステムとAPI連携をしてメッセージの送信の出し分けなどができるアカウント。LINEユーザーと1:1のメッセージを自動化にしたり、チャットボットを作ることも可能。

カスタマーコネクト:LINEが提供するカスタマーサポートのための連携サービス。LINEの音声通話やチャットボットを使って、自社サービスの問い合わせにおいてLINEとシームレスに連携することができます。主にB2C(飲食店、ショッピングサイトなど)で主に活用されます。

LINE@:上記のアカウントに比べ、無料~からご利用いただけるビジネス向けアカウント。友達追加してくれたユーザーに向けて一斉にメッセージやLINE限定のクーポンを送信したりすることができます。フリー、ベーシック、プロがあります。また、それ以外にもプロ(API)プランという外部システムと連携できるようになったプランも用意されています。

今後のプラン

2019年春以降はこれらのプランが一つの「LINE公式アカウント」に統合されます。
これにより、これまでLINE@アカウントのみだった企業様でもその他の機能も使えるようになります。今後は基本料金+メッセージ配信従量費用に分かれます。もちろん基本料金の中に含有されている無料配信分がございますが、それを超過した場合は従量費用が発生する仕組みです。
以下が、プランの詳細になります。

※プレミアムIDとはLINEアカウントIDに任意のID名をつけることができるプランです。デフォルトだとランダムな値になりますが、自社サービス名をID名にすることにより、ユーザーに検索してもらいやすくなる、などメリットがあります。


参照:【重要】LINE@サービス統合のお知らせ

採用で使うと、どれくらいの費用感になるの?

プランを選ぶ際は、プランに含まれる無料通数と、想定友達追加数×月間想定通数を軸に考えます。

例えば、最も採用活動が盛り上がっている時期においては、累計で友達数が1,000になっているとします。
そして、一人あたりに対する月間の想定送信通数が5通とすると合計5,000通。するとライトプランが最適となります。それ以上の追加通数に関しては従量扱いとなります。

想定友達数:1,000名
一人あたりに対する月間想定通数:5通
月間想定総通数:5,000通

想定友達数の考え方

ただし、自社にエントリーする学生全てがLINEで友だち追加してくれるとは限りません。重要なのは、どのタイミングで、どのようにLINEと接続させるか、です。
そのポイントによってLINEへの遷移率は大きく変わります。
たとえば、メール配信の最後のほうにLINEアカウントを紹介しておく程度では、ほとんど友だち追加は期待できないでしょう。
逆に説明会や選考で直接対面した際にLINE@の紹介をすれば、大きく率は上がります。

月間想定通数の考え方

こちらもLINEを使って何をしたいか、によって大きく異なります。
例えば、採用ブランディングとして学生に先輩社員の紹介や社内行事の取り組みを発信するなどであれば、週1回程度が適量でしょう。それ以上になると、量を多く感じ、ブロックされるリスクが高まってきます。
また、外部ツールと連携をして、説明会の案内や選考の日程調整なども行いたい、ということであれば、おそらく一人あたり10~15通/月は配信する可能性があります。

選考案内回数:2回
合否連絡回数:2回
選考前日確認連絡:2回
その他情報発信:5回
月間合計通数/人:11通
※月間選考回数を2回で想定※

最後に

いかがでしたでしょうか。
上記のように想定通数からプランを検討いただければ良いかと思われます。
もしLINEアカウントの活用イメージ、運用を組み立てたいなどございましたら、お気軽に弊社宛にお問い合わせください。

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