【23年版】学生の利用率が高いコミュニケーションツールとよく見るSNS調査/東京工科大学


学生は内定式までに「就職」を決めるべく、同時期に複数の選考を受けています。
採用活動売り手市場の影響で、学生と企業様の動き出しが早まっている中、貴社が採用成功までたどり着くには、彼(彼女)らと接点をもった直後から、入社式まで並走するのが効果的です。
本記事では、大学生のコミュニケーション実態に関する調査データをもとに、「採用成功に有効なコミュニケーションツールの使い方」をまとめます。

学生が現在利用しているSNSと連絡ツール

以下は、東京工科大学が2023年4月新入生1,247名に対し、コミュニケーションツールの利用状況を訪ねたアンケート結果です。
参考:東京工科大学「新入生のコミュニケーションツール」利用実態調査(2023)

現在利用しているSNS(複数回答)


利用率が高いのは「LINE」「Twitter」「Instagram」の3つです。
なかでも、LINEは学生の99.5%が「利用している」と回答。この結果から「LINEはほぼ全員が使っている」と言えます。
学生は就職活動を進めるとき、人事担当者様からの”身バレ”を恐れ、匿名でアカウントをもっている人が多いTwitterやInstagramで企業の内情が分かる情報を集める傾向があります。
このため、TwitterとInstagramに関しても高い利用率を維持しているのでしょう。

このほか、注目していただきたいのはTikTokの伸びです。
2019年には11.3%でしたが、そこからじわじわと右肩上がりを続け、23年には44.3%を記録。利用率は4年間で4倍伸びています。

採用数を確保するには、学生にまず貴社の存在を知っていただかなければなりません。
Instagram、Twitter、TikTok…と複数のアカウントを開設し、コンテンツを投稿。それを繰り返していけば、目に留まりやすくなり、彼(彼女)と接点を持つきっかけになります。

普段、家族や友人との連絡に使っているもの(複数回答)


「LINE」の利用率が98.4%を記録しています。
前年からやや数値を落としましたが、こちらにおいても「ほぼ全員が利用している」といって良いでしょう。
ただ、数はそれほど多くありませんがInstagramやTwitterのDM(ダイレクトメール)で連絡をとっている学生もいます。

LINEは、もともと「プライベートなコミュニケーション手段」として、それまで主流だった「メール」と入れ替わった経緯があります。
学生にとってLINEは、あくまで「プライベートの連絡手段」です。
このため、貴社の採用活動においては「LINEの利用率が高いから、連絡は全部LINEで統一しよう」ではなく、学生1人ひとりに希望を聞き、それに沿った方法で連絡を取り合うのが良いでしょう。

動画配信サービスの利用(複数回答)

これについては「YouTube」が99.4%と圧倒的に利用率が高い結果となりました。
多くの企業様が情報発信に力を入れている今、「普段の雰囲気」、「社員様の人柄を推察しよう」と動画を探す学生が増えています。
そうして彼(彼女)らは「おもしろい」と感じた動画にいいねやコメントをつけます。
認知度を高める、との観点において動画も有効な武器と言えるでしょう。

まとめ

学生から「入社」の返事をいただくには、「認知度を高める採用広報」と「彼(彼女)らを惹きつける施策」の2つを考える必要があります。
Twitter・Instagram・YouTubeは、学生にとって貴社を知るきっかけになるプラットフォームです。
本調査において利用率が高かったLINEは、記事中でも言及しましたが「プライベートの連絡手段」として普及してきました。

このような事実を踏まえると採用活動においては、以下の使い分けが有効と言えます。

【プラットホームの使い分け例】
1.広報活動
○TikTok:まずは社員の人柄を紹介
○Twitter:ツイートできる文字数が280字と制限があるため、写真付きで簡略的に社内の様子を紹介
○Instagram:入力できる文字数が2,200字と多いため、Twitterで伝えきれないところを補足
○YouTube:社内セミナーのダイジェストを投稿。上記プラットホームでシェア
○LINE:アカウントの存在を上記プラットホームで定期的に告知
2.連絡手段
○LINE:最初はTwitterのリプライやInstagramのコメント。学生がLINEに登録した段階で移行

各プラットフォームの特徴やコンテンツの作り方については『【新卒】「ファンを作る」カギは動画にあり!TikTok・インスタ・YouTube・Twitterの使い分け』にて、具体例を挙げてまとめていますので、参考にしてみてください。

情報収集だけが目的ならば、TwitterやInstagramをフォローするだけで充分でしょう。
にもかかわらず、LINEをに登録した学生の志望度は、相当高いと推察できます。
その中で、企業が友だち(登録者)全員に同じ文章を送ってしまっては、TwitterやInstagramと変わらず効果は見込めません。

学生から「入社」の返事をいただくためには、1人ひとりの選考状況や、彼(彼女)らがいだく不安を推察。それを解消できるような情報を送り、学生の志望度を高めていく必要があります。

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学生に入社していただくために、採用担当者は学生にとって、不安を打ち明けやすい人になる必要があります。
企業への連絡の際、「粗相があったら、印象を損ねてしまう」と考える学生は少なくありません。
学生と良い関係を築くには、第一に「コミュニケーションのハードルを下げる」必要があります。

採用活動はメールや電話のみでも展開できますが、学生の利用率が高いLINEで日頃からコミュニケーションを取った方が、学生1人ひとりと良い関係を構築しやすくなります。
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