最終更新日 2023年3月22日
学生は10月1日の内定式までに、なんとか就職先を確保しようと同時期に複数の選考を受けています。
売り手市場の中、採用活動において人事担当者様が直面する課題は、複数の企業の中から「何をしたら、学生に自社を『就職先』として選んでいただけるか」でしょう。
近年の採用市場において、そのカギを握っているのが「採用管理システム(ATS)」です。
本記事では、「採用管理システム(ATS)」とはなにか。
そして、「採用管理システムを導入したとき、貴社にどんなメリット・デメリットが生じるか」を紹介します。
母集団形成〜内定者フォローまで、私たちMOCHICA運営部が、人事担当者様にお伝えしている採用活動の状況に合わせた「学生と接点を継続するために有効な施策についてもまとめていきますので、貴社の課題に合わせて本記事をご活用ください。
採用管理システム(ATS)とは
ひとことで言うならば、「貴社に応募してきた情報」を管理するシステムの総称です。
具体的には「エントリー推移」「採用進捗」「応募者属性(性別/文理別」をグラフで可視化します。
ATSとは、Applicant Tracking Systemの略称で直訳すると「応募者追跡システム」となりますが、採用活動のために開発されたため、上記を意訳して「採用管理システム(ATS)と呼ばれています。
1.採用管理システム使うメリット
メリットは以下の2つです。
(1)情報の一元管理で”ミス”を防げる
従来、応募者の情報管理を「Excelまたはスプレッドシートでやっていた」と話す人事担当者様は少なくありません。
エントリー情報をExcelやスプレッドシートで管理していると、それを特定の人しか閲覧できない、という状況が発生しがちです。
そのような状況下では、たとえば、1次面接のご担当者様がフィードバック内容を記載しようにも、一時的にExcelやスプレッドシートのアクセス権を付与されても慣れていながために誤って意図せぬ箇所を更新してしまうケースもゼロではありません。
採用管理システムを使えば、採用業務に携わるすべての社員様が、導入したシステム経由で同じ情報を閲覧/更新できます。
加えて、社員様1人ひとりに合わせて編集できる権限範囲を設定も可能です。エントリー情報も多くのシステムにおいて、CSV形式でインポートできますので、移行工数も少なく、ご使用いただけます。
(2)効果の可視化
実施している母集団形成や応募学生へのフォローが効果的かどうか、施策の効果を検証できます。
効果を”見える化”しますので、効果が不十分な場合は瞬時に見直し・テコ入れが可能です。
機能の一例としては、エントリー経路ごとの歩留まりの分析、会社への採用状況のレポーティングも作成できます。
2.採用管理システム使うデメリット
デメリットとしては、導入時の費用がやや高くなることです。
どの採用管理システムを使うかによってかかる費用は変わりますが、お客様には「商業用LINEアカウントの費用(最大15,000/月)」と「採用管理システムの契約料金」をそれぞれご負担いただく必要がございます。
月額費用=「商業用LINEアカウントの費用(最大15,000/月)」+「採用管理システムの料金(月額8,000円〜40万円程度)」
費用については、本記事の中盤にて詳しく紹介していますので、そちらをご一読ください。
採用管理システム(ATS)を使った学生との「接点」の作り方
単に事業内容や未来像を説明するだけで、学生が貴社のビジネスモデルを鮮明にイメージするのは不可能です。
もちろん学生は、企業研究を懸命に行った上で、貴社へエントリーしています。
ですが、彼(彼女)らの多くは「アルバイト」という形態でしか働いた経験がなく、大きな責任を伴うポジションを任された経験のある人はほとんどいないのが実情です。
このため、「キャリアを重ねた社員と同じレベルで、ビジネスモデルを理解できるか」と言われれば、それは難しいと言わざるを得ません。
学生に貴社の事業内容や未来像を伝えなければ、興味をもってもらえずエントリーされないのは、たしかです。
ですが単に、ことばだけで貴社の事業内容や未来像を伝えても、彼(彼女)らはそれを自分の中で具体的に飲み込めません。
その状態では、仮にエントリーされたとしても、学生は漠然としか貴社のビジネスモデルや、入社後の姿をイメージできいため、のちに内定辞退される可能性があります。
これでは、時間をかけてやってきた採用活動は水の泡。ゼロからやり直しです。
そのような事態を防ぐため、MOCHICAをご利用いただいている企業の人事担当者様には、内定承諾に向けて最初に「学生1人ひとりと話しやすい関係をつくって欲しい」とお伝えしています。
以下、選考段階ごとにそのためにやるべき施策をまとめていきますので、まずはそれを参考に、現在、貴社でおこなっている施策と相違点があれば取り入れてみてください。
1.インターンシップの参加者募集
ひとくちにインターンシップと言っても、貴社を「第1志望」と考えている学生もいれば、「企業研究の場」として捉えている学生もいるでしょう。
インターンシップを「企業研究の場」と捉えている学生に、志望度の高い学生が喜びそうなメッセージを送ってもブロックされてしまうのが関の山です。
MOCHICAは、学生を志望度別に分類したり、1人ひとりの就活の進み具合と、志望度に合わせてメッセージの内容をカスタマイズできたりしますので、ブロックされる可能性を限りなく低くできます。
ただ、貴社に応募してきた学生全員が就職活動にLINEを使いたがっているとは限りません。
彼(彼女)らの中には、「LINEはプライベート用、就活にはメールを使いたい」と考える人もいるでしょう。
その場合はメールでの対応も可能ですので、学生1人ひとりの希望に応じて使うツールを選んでいただければと思います。
些細ですが、ここでどんな対応をするかで貴社の第一印象が決まると言っても過言ではありません。
人事担当者様が選考で学生の第一印象を重視するのと同じように、学生も貴社の第一印象を重視しています。
連絡手段の決めかた1つで、彼(彼女)らの志望度を下げてしまうのは非常にもったいありません。
企業側の都合だけを考えて、学生全員にLINEの利用を促すのは絶対に避けるべきです。
(1)案内文に盛り込むべき情報と、文章の作り方
貴社への志望度が高い学生もそうでない学生も「働いている社員しか知り得ない情報」を求める傾向にあります。
このため、インターンシップの案内文でも以下のように「オフィスの雰囲気や社員の人柄について話す用意がある」と伝えなければなりません。
TwitterやInstagramなどが普及した今、学生の多くがそれらを使って情報収集しながら就職活動を進めます。裏を返せば、企業内でよく使われている定型文を用いた案内は逆効果。
なぜなら、定型文(文書)で「インターンシップの内容や日常の様子をお伝えします」と書いてあっても、固い印象が抜けないからです。
「定型文=しっかり書かれた文書」とのイメージをもっている学生は少なくありません。
第一印象で良い意味のインパクトを与えるためには、多くの学生がもつ、上記のようなイメージを払拭する必要があります。
だからこそ、絵文字やスタンプなど従来にない手法で、コミュニケーションを取れるLINEが有効なのです。
くわえて、LINEには定型文がありません。
どのくらい絵文字やスタンプを使うかは、人事担当者様(LINEの運用担当グループ)に任せられるため、同じ「インターンシップの案内文」であっても自然に他社と差別化できます。
それが”貴社らしさ”となるでしょう。
(2)インターンシップ中の距離感づくり
インターンシップ中は、受け入れ先の社員とのコミュニケーションがメインになるかと思いますが、メンターと距離が近くなるがゆえに、相談しにくいことができてしまう可能性もゼロではありません。
その点を考慮して、人事部からもコミュニケーションがあると良いでしょう。
学生の多くは職業選択の一環でインターンシップに応募しており、この時点で「自分にとっての適職」を明確にイメージできていない人が多いと考えられます。
そんな中「肌に合わない」と感じれば応募を見送ってしまうでしょう。
企業からすれば違和感を覚えた時点ですぐに相談してほしいところですが、学生の多くは「失礼があったら印象を損ねてしまう」と考えています。
それゆえ、悩みや不安を、どんなふうに、どの程度相打ち明けるべきか…と悩む学生は少なくありません。
そこで、人事担当者様からコミュニケーションを取り学生の心情を推察。
もしも、学生から「▲▲に挑戦したい」「●●制度について伺いたい」などの申し出があれば、受け入れ先と相談できます。
希望を叶えられるか否かは受け入れ時の状況によると思いますが、実現するために動いた事実は、学生にとって辞退を考える要因にはなりません。
2.インターンシップ後のフォロー
(株)学生支援センターの調査によると、22年卒のうち70%が「複数の企業から内定を獲得した」と回答。
今は、学生が複数の会社から内定を得ることも珍しくない時代と言えるでしょう。
インターンシップの直後から、企業の多くが「内定者候補のつなぎとめ」に力を入れ始めます。
言い換えれば、インターンシップ直後は、学生の心が揺れ動きやすい時期の1つです。ゆえに、ここでどれだけ早く学生にアプローチできるかが彼(彼女)らの貴社への志望順位を左右します。
とは言え、何を送るべきか分からない…と発信内容を決めあぐねる人事担当者様もいらっしゃるでしょう。
MOCHICAをご利用いただいている企業様には以下のように「インターンシップの感想を尋ねてみるのが良い」とお伝えしています。
学生から「可能ならば◯◯業務をもう少し体験したかった」など、具体的な感想が聞ければ、次回の参考にできます。
1対1のコミュニケーションが可能なLINEで定期的に近況を聞いたり、イベント情報を共有したりすれば、学生は「自分だけに情報を教えてくれた」と感じるものです。
まずは感想の聞き取りをきっかけに、少しずつ関係を構築していきましょう。
繰り返しになりますが、選考を控えた学生にとって企業とのコミュニケーションは、非常に気を使う行為の1つです。
フォローの初期段階で、企業様側から『何時に返信していただいても構いません』と言及しておけば、コミュニケーションのハードルが下がり、学生からの返信が見込めます。
3.会社説明会(ナビサイト公開)
学生の多くがアルバイトとして働くのは、すき家やセブンイレブンといった、いわゆる「大手企業」です。
その流れは就職活動においても同じで、学生のほとんどは「CMを観たことのあるあの企業なら安心だ」「知名度があるから大丈夫だろう」と考えます。
学生の多くは「アルバイトで働いた経験がある」といっても、大手企業の業務の一部しか経験していないため、BtoB企業に対する情報ほとんどもっていません。
それゆえ、就職(採用)活動のスタート直後は学生が大手企業へと流れる傾向が見られます。
そんな中、貴社が大手企業と同じように「風通しの良い社風」「ワークライフバランスが取れる会社」とナビサイトやTwitter・Instagramに書いても、社名を知らない学生の目に留まらないケースがほとんどです。
もちろん、彼(彼女)らの目に留まる可能性はゼロではありません。
しかし、学生に社名を知らない会社が、大手企業と同じように自社をPRしても彼(彼女)らに「本当かな…」と思われるのが関の山。
これでは、せいぜい「第1志望に落ちたときの滑り止め」程度になるのが実情です。
このような”母集団形成の壁”にぶち当たらないため、MOCHICAのをご利用いただいている企業の人事担当者様には「母集団形成の際には”人”にフォーカスするのが有効」とお伝えしています。
ナビサイトで他の企業の紹介文を見ていただければ分かりますが「風通しの良さ」や「ワークライフバランス」をうたい文句にしている企業は無数にあります。
学生が「ここで働いてみたい」と思うのは、他社にはない魅力を感じたとき、または「この会社は自分に合っていそう」と感じたときです。
学生の多くはその ”魅力”や”自分との相性”を確かめるため、ナビサイトであらゆる企業の情報を集めます。
相性は仕事内容や、その進め方もそうですが、第一に学生が「この人たち(配属先のメンバー)とならうまくやれそうだ」と思わなければ応募しないでしょう。
ナビサイトに貴社を選んだ経緯や今の仕事内容に触れたインタビュー記事があれば、学生はそれを読んで相性をはかれます。
インタビューは学生に実務的な情報を伝える手段です。
これなら単に「風通しのいい会社」「ワークライフバランスを取れる会社」と書かれるより、学生は具体的に貴社について知ることができます。
どの企業の人事担当者様も「自社を選んで欲しい」との思いは同じです。
だからこそ、人事担当者様はTwitterやInstagramなどを使って自社の良いところを発信されるのでしょう。
ですが、「風通しのいい会社」「ワークライフバランスの取れる会社」といったキャッチフレーズだけで学生は納得しません。
彼(彼女)らが納得するのはその実態が分かったときです。
ナビサイトには企業としてアピールしたい点ではなく、社員の働いている様子を載せると学生は未来像をイメージしやすくなります。
正直にお伝えすると、少し工数はかかってしまいまうため、ナビサイトにインタビューを掲載している企業はそれほど多くありません。
それゆえ、競合他社との差別化にもなります。
インタビューのやり方や、記事の作り方については以下の記事を参考にしてみてください。
4.選考
選考を控えた学生は「合格基準」への関心がとりわけ高い傾向にあります。
しかし、人事担当者様の立場からすれば、いくら「学生1人ひとりと信頼関係を築くため」とは言え、合格基準を明かすわけにはいかないかと思われます。
ですが、以下のように「合格基準のヒント」は盛り込めるでしょう。
上記の例文では『弊社で「働きたい」と考えるようになったきっかけをぶつけてください』と展開。
間接的に志望動機の大切さを伝えています。
具体的に明言されていないとは言え、企業から届いたLINEに合格を得るためのヒントと思える情報があれば、学生は前向きに対策できるでしょう。
5.内々定通知
運営部としては「ぜひMOCHICAをご利用ください」と言いたいところなのですが、率直に言って内々定通知にLINEを使うのはおすすめできません。
正直なところ、LINEは学生の開封率も高いため、LINEを使うと大幅な業務工数の削減が見込めます。
ですが、たった1通のLINEで連絡を済ませてしまうと、「内定を得た実感をもてず」長期的にみると貴社への志望度が下がってしまうケースも珍しくありません。
これは、学生の多くが”お祈りメール”を送られた時と同じくらい「志望企業にぞんざいな扱いを受けた」と感じているからでしょう。
内々定通知は、学生にとって進路の分岐点となる”重大な瞬間”です。
このため、MOCHICAをご利用いただいている企業様にも「可能な限り学生と会って、内定を伝えて欲しい」とお話ししています。
人事や面接担当の社員が直接「内々定」を伝えることで志望度の低下を防げます。
すべての内定者と会うのが難しいときには電話でも構いません。
とにかく、”社員の声”で直接、内々定を伝えてあげてください。
電話で内々定通知をする場合、選考が終わった時点で「およそ2週間以内に選考結果を通知します。そのとき、見覚えのない番号から着信がいくかもしれません」とあらかじめ伝えておけば、学生の応答率が上がり業務工数を削減できます。
だたし、このとき就職活動の終了を強制するような言動はすべきでありません。
それは、いわゆる”オワハラ”です。たとえ複数の選考を同時期に受けていたとしても「どの会社に入社するかを決める権利」は、あくまで学生にあります。
人事担当者様とすれば、内定者を流出させたくないのが本音だと思います。
しかし、たった1度でも学生に入社を強要するような言動があれば、彼(彼女)らは「入社後もパワハラを受けるかもしれない…」と考え内々定を辞退します。
人事担当者様はあくまで「内々定を出した事実」と「これからいっしょに働けることを嬉しく思う」といった気持ちを伝え、そのあとは内定者フォローに力を入れましょう。
6.内定者フォロー
学生の多くが複数企業から内々定を得ている今、人事担当者様にやっていただきたいのが、「彼(彼女)らの気持ちを自社へと向けさせること」です。
学生の多くは内々定を得た企業の中から「どこの会社なら自分が心地よく働けるか」を考え、就職先を決めます。
内定者フォローの一環として、風通しの良い作業環境や各部署のお昼休みの様子を発信するケースが見受けられます。
もちろん、それも内々定を得た学生にとっては「入社」を決めるか否かの判断材料となるでしょう。
ですが、内定者フォローにおいて人事担当者様にもっとも意識していただきたいのが、繰り返しになりますが「学生が迷いや悩みを抱えているときに、それを素直に言える関係づくり」です。
インターネットの記事や書籍で「こまめな連絡が不可欠」と言われるのは、こうしたところからきています。
少し話しは逸れますが、次の人材のうち、「どちらが安心して仕事を任せられそうか」考えてみてください。
●経歴や実務能力がAさんと同じくらいで、前職の取引先だったBさん。
このような人材がいれば、少しでも知っているBさんに仕事を頼みたくなるのが人間の心理でしょう。
それは、学生も同じです。競合他社から内定を得ているならば少しでも話しやすい人。
入社後の仕事内容がイメージできる会社を選びます。
コミュニケーションの積み重ねは「信頼」を生みます。内定者1人ひとりが「この人がいる会社なら安心して仕事に就けそうだ」と感じれば、自然と貴社を「就職先」に選ぶでしょう。
学生1人ひとりとの関係の作り方、具体的な施策については、以下にまとめていますのでご一読ください。
MOCHICAと他社サービスとの違い
学生の9割超がLINEを利用する今の時代。
LINEは「学生と連絡を取りやすいツール」認識され、先述のとおりLINEをベースにした採用管理システムが数多くリリースされています。
だからこそ、人事担当者様の多くが「いったいどの管理システムを使えば、コスパよく自社が求める人材を採用できるのか…」と悩むところだと思います。
そこで、ここからはMOCHICAと競合他社サービスの違いをまとめていきます。
運営部がこだわった点も合わせて書いていきますので、管理システムを選ぶときの参考にしてみてください。
1.デザイン
運営部が、もっとも意識したのが「システムの見やすさ」です。
上述のとおり、企業からこまめな連絡や情報共有がなければ、学生は内定承諾後であっても貴社から離れてしまいます。
しかし、今この記事を読んでいただいている人事担当者様の多くが、おそらく採用以外の業務も兼務してらっしゃるかと思います。
つまり、MOCHICA運営部は「人事担当者様が学生にメッセージを送りたい」と考えたとき、手軽に贈れなければ意味がない。
さらに言えば、開封率などの結果をひと目で分からなければ、それは採用管理システムとして成立していないと考えたのです。
そんな思いがあり、MOCHICAの管理画面は以下の通りシンプルに。
画像の縦軸「応募者管理」「選考」「応募者への通知」「フラグ管理」「設定」「ヘルプページ」の6項目に集約。
横軸を「基本統計」「エントリー推移」「採用進捗」「登録種別応募者数」の4つにまとめました。
採用管理に必要な項目を厳選し、管理画面も見やすさ、をできる限り追求しましたので、今までExcelやAccess、他のアプリケーションで応募者の管理業務を行っていた人事担当者様は抵抗なく操作いただけるかと思います。
どんなに機能を詰め込んでも、人事担当者様が業務の合間に、手軽にご利用いただけなければ意味がありません。
どなたでも、すぐに活用できるような設計を第一に考えました。
2.機能面
ひとくちに「就活生」と言っても、就職活動を始める時期や貴社への志望度は1人ひとり異なるものです。
しかしながら、商業用のLINEアカウント単体では、学生の就活状況や志望度を細かく設定できず、どうしても、「学生さん」や「皆さん」といった大勢を指すことばを使い発信せざるを得ません。
(1)母集団形成をムダにしない情報発信
もちろん、それでも最初から貴社への志望度が高い学生には響くでしょう。
ですが、裏を返せば1人ひとりの状況に応じた発信ができないため、貴社を第2志望以下に入れている学生は「全員に同じメッセージを送っている」と感じとるものです。
インターンシップや会社説明会では「いっしょに働たい意思」を示しておきながら、内々定通知後に、そんなメッセージを送ってしまっては学生は「事務的にやっているだけ」と感じ、彼(彼女)らの志望度はあっという間にさがってしまいます。
これでは、信用を失うのは目にみえています。
貴社を「就職先」に選んでいただくには、上述のとおり、”学生1人ひとりの就活状況に応じたフォロー”が欠かせません。
そこで、MOCHICAはそういった情報発信ができるよう設計。
MOCHICAの管理画面から、学生の選考状況をみた上で個別に情報発信していただけます。
(2)タップした箇所が分かる設計
くわえて、MOCHICAは「どの学生が、どのリッチメニューを触ったか」管理画面で分かるようになっています。
たとえば、会社説明会の日程登録画面を多くタップしている学生ならば「日程または、内容に不安点がある」と推察できます。
その場合は、人事担当者様から「日程変更、もしくは説明化について質問や不安点がある場合、いつでも連絡してくださいね!」と一報を入れてあげると親切です。
大学で「第一印象が合否を左右する」と口酸っぱく言われている学生は、『粗相があったら落とされる』と考え、彼(彼女)らの多くは質問しません。
タップした箇所が目に見えることで、先回りしたフォローが可能です。
企業側が先にアプローチすると、学生は返答しやすくなり、より活発なコミュニケーションが見込めます。
(3)「成果が出ない」を無くす運営体制
多くの人事担当者様も、プライベートでLINEを使ってらっしゃるでしょう。
しかしながら、パートナーや息子さん、娘さんと話すのとは勝手が違います。
なぜなら、学生は自分の家族ではないからです。
それゆえ「学生と距離感を縮めたいけど、どんな文章を送るのが最適か…」「絵文字は何個くらい使うべきか…」と悩むケースもあるかと思われます。
学生の志望度がもっとも下がるのは、企業からの連絡が途絶えたときです。
MOCHICAでは契約成立時から、専任のスタッフが並走。貴社の採用課題や目標をお聞きした上で、学生1人ひとりの就活ペースに応じたメッセージの作成をサポートさせていただきます。
このため、人事担当者様がリソースを割けない場合でも、安定した運用が可能です。
3.月額料金と採用管理システムの選び方
MOCHICAの料金体系は以下のとおりになっています。
●ライトプラン:応募者300名まで登録可能。1年契(¥25,000/月)
●スタンダードプラン:応募者無制限。1年契約(¥65,000/月)
※上記とは別に商業料LINEアカウントの料金(最大15,000/月)のお支払いが必要になります。
インターネットで「採用管理システム LINE」と検索していただければ分かりますが、現在は、LINEをベースにした採用管理システムが数多くリリースされています。
採用管理システムは月額8000円台から利用できるものから、月額40万円程度かかるものまでさまざまです。
MOCHICAでは、企業様の採用予定数と予算に合せて選んでいただけるよう、3つのプランを用意しました。
※料金紹介ページに「フリープラン」の記載はございませんが、同プランは実施しておりますので詳細はMOCHICA運営部にお問い合わせいただければと思います。
システムを選ぶときにやっていただきたいのが「自社がどんな人を採用したいか」を具体化すること。
各社ごとに機能も異なりますので、自社の課題と採用したい人材を具体化した上で「どのシステムが最適か」を検討してみてください。
高機能なものになればなるほど、金額は上がる傾向にありますが、本当に自社でそこまで必要なのか。
そして、多くの業務をかかえながらでも人事担当者様がストレスなく使いこなせるのか、を考えなければなりません。
逆に、月額料金が安すぎても機能面において不足するケースも考えられます。
そのため、自社で必要な機能を考え、その中でコストパフォーマンスの高いシステムを選択するのが良いでしょう。
MOCHICAにおいては、できるだけリーズナブルに、業務改善に必要な機能を盛り込んでおりますので、採用予算を圧迫しない程度の費用感になっております。
また、もし事前に画面を触ってみたい、という人事担当者様向けに1週間限定のデモのアカウントも発行しております。
機能面や料金についても専任のスタッフがご説明させていただきますので、お気軽にお問い合わせいただければと思います。
まとめ
本記事では、「採用管理システム(ATS)とは何か」、「採用管理システムを使った学生との『接点』の作り方」についてまとめました。
学生に興味をもってもらい、彼(彼女)らの選考辞退・内定辞退を防ぐには、1人ひとりの就活ペースに合わせた、継続的な情報発信が不可欠です。
しかし、先述のとおり人事担当者様の多くが、採用以外に他の業務を兼務していらっしゃると思われます。
採用管理システムを導入する上で、もっとも避けたいのは、費用を支払ったのに効果が出ないことでしょう。
そこで、MOCHICAは初めて採用管理システムを導入される企業様(人事担当者様)が契約前に専任のスタッフが、貴社の採用課題や中長期的なビジョンをヒアリング。
費用面もできる限り抑え、採用管理システムを導入される企業様が、財政面でも業務量の面でも、失敗なく、安定して運用いただける体制を作りました。
このような失敗を無くすサポート体制が導入企業様からの「採用に係る工数を削減できた」、「説明会のエントリー数が増えた」、「内定辞退者が大幅に減った」といったお声につながっているのでしょう。
とはいえ、採用は企業の根幹を左右する部分です。それゆえ「実機を触ってみないと検討できない」というのが人事担当者様の本音だと思います。
MOCHICA運営部では、オンライン形式でデモ機の体験会を実施しておりますので運用体制や「機能や月額費用について、もっと詳しく知りたい」など、ご不明点がございましたら、以下のフォームよりいつでもお気軽にお申し込みください。
MOCHICA体験会 お申し込みフォーム
お申込みいただいた方へ、別途日程調整をさせていただきます。
また、同業他社、個人事業主、学生の方のお申込みはお断りいたします。
参加人数は1社あたり2名様までとさせていただきます。
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