オンライン採用を成功させるための3つのポイント


こんにちは!
MOCHICA運営事務局の清川まこです。
普段は企業様向けのセミナー企画・運営を担当しています。

さて、新型コロナウイルス流行を受けて、昨今はWEBでの採用活動がスタンダードになっています。
そのような社会情勢の変化に伴い、WEBセミナーのやり方を解説するWEBコンテンツも多く見受けられるようになりました。
それらの多くには「通信環境を整えて、対面形式のイベントと同じようにやれば良い」と書かれています。

しかし、「対面」と「WEB」は似て非なるものです。
たとえば、対面形式のイベントで参加者から意見が出ない場合、モデレーターが自分の考えを明かした上で「これについて、どう思われますか?」と聞けば参加者は答えやすくなり、長い沈黙を回避できます。

一方WEBセミナーでは、モデレーターと参加者が顔を合わせません。
そのため、同じように話を振っても意見が出ないケースがあります。
実際のところ、MOCHICA運営部でもWEBセミナーを始めた4月当初は参加者とうまくコミュニケーションがとれなかったり、セミナーからの商談獲得率が対面形式のセミナーと比較すると低かったり、といった課題がありました。

ですが、このままではセミナーの運営者として失格です。
私は「企業様にとって有益なセミナー」実施すべく、改善点を模索しました。
その結果、5月に実施したセミナーでは商談化率を4倍、満足度を3倍まで引き上げられました。

本記事では「オンライン採用を成功させるための3つのポイント」と題して、WEBセミナーを運営する際に意識すべきことをまとめていきます。
「社内で運営方法が確立できていない」、「オンラインセミナーに学生は来るものの、面接には繋がらない」といった悩みを抱える人事担当者様の参考になりましたら幸いです。

オンライン採用を成功させるための3つのポイント

上述のとおりWEBセミナーの場合、主催者と参加者は顔を合わせません。
参加者は自社の情報を求めていますので、それを伝えればセミナーの目的は達成できますが、一方的な説明の時間が長く続けば、誰だって飽きてしまうものです。
満足度を高めるには、第一に参加者が発言しやすい雰囲気を作らなければなりません。
そこで意識していただきたいのが「チャットを使うタイミング」です。

1.チャットを使うタイミング

WEBセミナーの場合は開始~終了までほぼすべてのコミュニケーションをチャット上でとります。
とは言え、対面形式のセミナーで最初は質問が出にくいのと同様に、誰も発言しないチャットには書き込みにくいものです。
そこで、私はセミナーの冒頭で「今日の朝ごはんは?」など、本編とは関係のない質問をします。
簡単に答えられる質問をすることで、チャットが活発に。
主催者側から「気になることがあればチャットに書いてほしい」と伝えるだけでなく、本番前に1度チャットを使っておけば、発言のハードルが下がり学生は発言しやすくなります

①書き込みが少ない場合の対処法

とは言え、参加者には「発言が好きな人」と「苦手な人」がいます。
冒頭でアイスブレーキングを行っても発言が少ないケースもゼロではありません。

その場合は、社内メンバーの協力を得てチャットを盛り上げるのが効果的です。
弊社の場合、予約数が少ない回などは、社内のメンバーが参加者に紛れ込みチャットに質問を投げかけてもらっています。
WEBセミナーは、会社の雰囲気を直接感じられない分、チャットの盛り上がりでそれを推察する学生は少なくありません。
参加者が発言しやすいよう、必要に応じて企業側からアクションを起こしてください。

2.「1度限り」で終わらない

WEBセミナーは対面形式のイベントに比べ、参加者の熱量が下がりやすいと感じています。
おそらく、WEBセミナーは自宅などからパソコンやスマートフォンで参加できてしまうため、熱量が保たれにくいのでしょう。
可能な限り熱量の高い状態を維持できなければ、長期的な関係構築は見込めません。

私は、セミナーにご参加くださった人事担当者様と関係を継続するために「ゴールの明確化と、その場でのアクション」を重視しています。

たとえば、MOCHICA運営部で開催しているセミナーのゴールは商談の獲得です。
そこで、終了後のアンケート内に「商談をご希望される方へ」との設問をを設置し、その場でご記入いただいております。

鉄は熱いうちに打てではありませんが、イベント内で考えを聞いたほうが参加者は答えやすいものです。
私がモデレーターを務めるセミナーでは、上記の取り組みを始めたところ、商談化率が実施前に比べ4倍増加しました。

余談ですが、弊社の新卒採用部では、セミナー中(または面接中)に、LINEで次選考の案内を送り、学生に次回の予約を促しています。

3.立ち振る舞いで参加者を満足させる


参加者と顔を合わせないWEBセミナーでは、自分が思っている以上に声のトーンが低くなったり、リアクションが薄くなったり、表情が暗く見えがちです。
モデレーターが淡々とした口調で話していると、参加者は眠くなる一方。これではどんなに有益な情報を届けていても満足いただけません。
私は参加者が飽きないよう、声の抑揚をつけたり、1トーン高い声を出したりしています。
メリハリをつけると参加者が集中して、聞いてくれる印象です。

このため、これからモデレーターを務められる人事担当者様にも「少し大きなリアクション」をおすすめいたします。
リアクションが苦手な方は、社内で何度かロールプレイングを実施するのも有効です。
私は緊張しやすいタイプなのですが、ロールプレイングに加え、発声練習や口角を上げる練習を繰り返した結果、本番でも少しずつ大きなリアクションを取れるようになりました。

おわりに

集客できるか否かは、「発言のしやすさ」と「内容の分かりやすさ」が大きく影響します。
モデレーターが一方的に話すだけでは、参加者に満足いただけず集客につながりません。
だからこそ、チャットでアイスブレーキングをする、次への導線を作るといったノウハウが有効になります。
集客のためには、モデレーターと社内メンバーの連携が不可欠です。
記事中で紹介した3つのポイントを社内メンバーと共有し、貴社のセミナーを盛り上げていただければと思います!

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