採用に効く!中小企業が学生に覚えてもらうためのSNS・広報術まとめ

最終更新日 2025年4月28日

「どうせウチなんか知られてないし…」なんて、あきらめるのはまだ早い!
今、就活は完全に“売り手市場”。
そんな中で採用数をしっかり確保するには、まず何よりも「学生に存在を知ってもらうこと」が超重要です。たとえ知名度がなくても、工夫次第で学生に“ちゃんと覚えてもらえる会社”になれる時代です。でも、ただSNSで情報発信をするだけじゃ届かないのも事実。特にBtoB企業や地方の会社は、学生からの知識・認知が圧倒的に不足しています。そんな状況では、ネームバリューのある大手に人材が流れてしまうのも当然の流れ。  「SNS動かしてるのにイマイチ反応がない…」という悩みを抱える人事の方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、「どうしたら学生に“ちゃんと覚えてもらえる企業”になれるのか?」
中小・BtoB・地方企業でも、大手に負けない知名度を作るためのヒントを、事例も交えながらお届けしていきます!

この記事の目次

知名度アップのカギは、「らしさ」の伝え方にある

率直に言って、大手企業に対抗するには――
学生が「なんかおもしろい!」「なんか気になる!」と思うようなコンテンツを発信することが、やはり一番効果的です。とはいえ、社内で頑張って動画をつくったり、SNS投稿を工夫したりしても、「思ったほど反応がない…」という声を、実際よく聞きます。
なぜなら、“志望度の高い学生を集める”ことばかりに集中しすぎているから。もちろんそれも大事です。でも実際には、「その前に存在に気づいてもらうこと」が抜けてたりします。。実際、採用活動が本格化するとよくあるのが、若手社員のインタビューや仕事風景など、業務内容を丁寧に伝える発信に注力しがち。  もちろん、これらも有効です。ただ、今や就活コンテンツの“味噌汁”くらい定番で多くの企業が同じことをしているため、差別化にはつながりにくいという課題もあります。
今求められているのは、「その会社ならではの温度感」や「等身大の雰囲気」をどう見せるか。  つまり、“らしさ”を丁寧に、かつ魅力的に伝えることが、知名度を高める第一歩になるのです。

“みんな仲良し”じゃ応募者は集まらない!学生は“その先”を見てる

多くの企業が「知名度アップ=応募者増加」という式を信じて、SNSや動画を駆使して必死に発信しています。でも、本当にそれだけで応募者は集まるのでしょうか?
残念ながら、知名度を高めるだけでは不十分です。もちろん、まず学生に認知してもらうことは大事。でも、それだけでは志望度の高い学生を引き寄せる力にはならないという現実があります。特に今、学生たちは「パワハラしそうな社員がいないか」「休みが取りやすいか」など、実務外の部分を徹底的にチェックしています。そんな状況で、よくある「みんな仲良し!フラットな職場です!」なんて発信をしても、学生の心に響くことはまずありません。では、どうすれば学生の心に響くか?それは、“その会社の本当の姿”を伝えることです。たとえば、TikTok・Instagram・YouTubeで実際の社員の仕事風景や職場の雰囲気を見せることで、学生はその会社に対して「なんか良いかも!」と思うはずです。
それぞれの目的に合わせて、適切な方法でアプローチすることが、採用活動成功のカギとなります。

知名度を高めるための施策

採用目標を達成するには、学生に貴社の存在を知っていただかなければなりません。
そのために有効なのが「テンポの良さ」です。

1.再生されやすい動画とは

たとえば、以下の動画。


「うちの会社、見つけてもらえない…」  そんなときは、学生のスクロールを止める動画を意識してみましょう。カギは、短さとテンポ感です。
情報収集の段階で学生が求めているのは、サクッと見れて、なんとなく雰囲気がつかめる動画。だから、まずは1〜2分程度の短い構成が◎。さらに、BGMは“ちょい速め”のテンポが今時。それだけで動画の印象がガラッと変わり、最後まで見てもらいやすくなります。また、動画のBGMを統一して使うのもコツ。耳に残る音って、想像以上に印象を強めてくれます。  「この音=あの会社」みたいに、無意識にブランド認知が広がる仕組みになります。映える動画じゃなくても大丈夫。“ちょっと気になる”が重なることで、いつの間にか学生の記憶に残っていきます。

2.コンテンツの考え方

最近はTikTok・Instagram・YouTube等で「会社で料理してみた」「社長にタメ口使ってみた」など、就活の“タブー”をテーマにした動画が人気です。学生も大学のセミナーなどでビジネスマナーを学んでいるため、こうした“ちょっとはみ出した企画”が逆にウケるんですね。でも正直、それを今からマネしても「またこのパターンか…」と二番煎じに見られてしまう可能性が高いです。
企画に時間と手間をかけても、内容が他社と被っていたら、印象にすら残りません。それよりも、私たちMOCHICAが提案しているのは、「サクッと見られて、ちゃんと伝わる動画」をコツコツつくること。目立つ企画を追いかけるより、“良い印象を残す”ことを優先した方が、結果的に学生に響きやすいのです。特にTikTokやInstagramのような短尺動画では、「朝の出社〜ランチ〜退勤後まで」をサクッとまとめた動画が効果あり。テンポよく編集すれば、それだけで“見たくなるコンテンツ”になります。
特に組織がしっかりしている企業ほど、ぶっ飛んだ動画は社内の統制が取りづらくなってしまうケースもあるので、むしろ、ちゃんとしてるけど、ちょっとユルさもある動画の方が、学生の共感を呼びやすいです。派手さじゃなく、等身大の良さを伝え*こと。  それこそが、これからの企業ブランディング、採用コンテンツには欠かせない考え方です。

3.施策の評価

「1ヶ月続けたけど、イマイチ反応がない…」
そんなときに「やっぱりウチは向いてないのかも」と諦めるのはもったいないです!
MOCHICAでは、反応が少ない動画を振り返るとき、  
【①テーマ選び、②動画の長さ、③投稿時間帯】
この3つを見直すことをオススメしています。
たとえば、  
・“仕事紹介”より“社員の1日”の方が学生ウケが良かったり  
・2分の動画よりも、テンポのいい30秒動画の方が完走率が高かったり  
・夕方18時投稿より、昼休み12時投稿の方が再生回数が伸びたり
最初はざっくりでOK。運用を続けながら、自社なりの“勝ちパターン”を見つけていきましょう!

応募者を集める施策

Instagram・Tiktokで平均20以上の「いいね」がついたら、応募者を集める施策に移ります。

1.投稿内容

TikTokやYouTubeで貴社を知った学生たちが、次に気にするのは「この会社、自分に合いそうかどうか」。  つまり、働きやすさです。この判断軸って、実はめちゃくちゃ大事です。  だからこそ、学生は気になった会社のSNSや過去のYouTube、Instagram、X(旧Twitter)をじっくりチェックします。  企業紹介でよくある若手社員インタビュー。もちろん方向性としては◎ですが、それだけだと正直「働きやすさ」は伝わりきりません。  学生たちが知りたいのは、“素の雰囲気”。  実際、インタビュー動画や記事を見ても、台本感が強すぎると「言わされてるだけ?」と思われてしまいます。だからこそ、“素”が見える工夫が大事になってきます。  “ちょっとした人間味を見せること”が、会社の空気感を伝える一番の武器になります。

(1)動画の場合
2010年代前半は、就活の情報収集と言えばナビサイトと企業HPがメインでした。  でも今の学生は、TikTok・YouTube・Instagram等でリアルな会社の雰囲気をチェックしています。 「うちの会社は働きやすい!」って伝えたいのに、ただインタビューしても学生にはイマイチ響かない場合があります。  なぜなら、インタビューの内容が“言わされている”感が強すぎると、「あ、これ営業トークだな」って感じてしまうからです。
そこで大事なのが、“裏側”のシーンをあえて見せること。 例えば、インタビュー前に社員がリラックスして話している様子や、スタッフとの軽い会話なども動画に入れるだけで、学生にとっての“リアル”感がアップします。 たったこの違いで、学生は「この会社、リアルでオープンだな」と感じてくれるので、作り込んだものより、自然な部分を大切にするのがポイントです!

(2)記事を書く場合
記事で社員インタビューを掲載するなら、最初にちょっとした関係性を説明してあげると学生が読みやすいです。例えば、「学生時代から仲良くしている先輩後輩コンビに聞いてみました!」とか、「よく一緒にランチをしている営業チームの2人に突撃インタビュー」など、関係性がわかる一言を入れるだけで、学生の読みやすさがグンとアップします。そして、インタビューの質問も少しフランクにしてみるのもいいです。「入社して何か面白かったことは?」とか、「初めての仕事でどうだった?」といった質問で、学生が「この会社って、リアルでフランクな雰囲気なんだな」と思うように引き出すことが大事です。そうすることで読んでいて違和感なくスムーズに進んでいくので、学生が記事を途中で投げ出すことなく、最後まで読んでくれる可能性が高くなります!

2.コンテンツの考え方

「この会社、働きやすそう?」と感じてもらうには、リアルな社員の声がいちばん響きます。だからこそ、動画や記事で社員の雰囲気や人柄を自然に伝えるコンテンツが効果的です。


小野建株式会社新卒採用チーム

加えて、学生は選考についてもかなり気にしています。
「どんな人が受かる?」「準備ってどれくらい必要?」という不安を解消できるように、
実際に面接を受けた社員の体験談や、人事の視点で「こんなところを見てます」といったアドバイスを発信してみましょう。

東洋ハイテック株式会社新卒採用公式Instagram

3.施策の評価

どんな施策も、始めたばかりは反応が少ないのが当たり前。 でも応募者向けの投稿は、実は「見てる学生の質」が高めなんです。 だから、数じゃなく“反応の濃さ”も意識してOKです。とはいえ、まったく反応がないと改善ポイントが見えにくい…。 1ヶ月くらい投稿して、1つの投稿に“25〜30いいね”くらいがついていれば順調なペース。それ以下なら、何を変えるか考えるきっかけに。 続けてるうちに、ちゃんと見てくれてる層が反応してくれるようになります!見てもらえる努力を続けていきましょう!!

まとめ

マーケティングの考え方が企業ごとに違うように、学生一人ひとりが求めるものも異なります。だからこそ、施策に対する反応は予測がつきません。  人事の皆さんが「楽しさを伝えたい!」と思って作ったコンテンツでも、学生に「身内だけで盛り上がってるだけじゃない?」と誤解されることもあるので、要注意。  そのため、無理に目立とうとするのではなく、普段の雰囲気をどう面白く、自然に見せるかを意識した方が、採用マーケティングとしてはうまくいきます。 学生が求めているのは、社員が意識的に盛り上がっているシーンではなくて、職場の自然体なイメージです。  ミスをしたときや成果をあげたとき、社員同士はどう反応しているのか、そういう自然体が学生に伝わるのが一番大切です。“自社らしさ”は、ただ会社のポジティブな部分を誇張することではなく、素直で飾らない部分を見せることです。  「準備風景」「社員同士の自然な関係」などを公開することで、企業のイメージがより強固になります。  この積み重ねが、貴社のイメージを作り、採用成功へとつながります。
とはいえ、動画や記事で社員の素顔を見せることに少し抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。  そんな時は、安心してMOCHICA運営部にご相談ください! 例えば下記の画像のようにLINEを使って、学生に【一日密着の様子】を届けるなど、リアルなコンテンツを一緒に考えることができます。LINEを使って学生が気になる本音をうまく引き出せる方法で、採用活動をサポートします!MOCHICAでは、導入時にアドバイザーが貴社の採用課題をお伺いして、集客に繋がるコンテンツのアイデアやアドバイスを提供します。  「TikTokやInstagramで学生を集めたい!」や「すでに取り組んでいるけど、ちょっと行き詰まってる…」といったお悩みにもバッチリ対応!ちょっと相談してみたいなとおもったらぜひ気軽にご相談ください!


■LINEのリッチメッセージの場合
LINEにおいてもコンテンツを発信できます。
友達追加をしている人においては、他のSNSより、手元に届きやすいので、是非LINEも並行してコンテンツを作成できるようにしましょう。

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学生に入社していただくために、採用担当者は学生にとって、不安を打ち明けやすい人になる必要があります。
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